ジョージ・カフモク・ジュニア
「ドレンチト・バイ・ミュージック~美しき12弦ギターの調べ~」
ハワイアン・スラック・キー・ギター・マスターズ・シリーズ (7)
ハワイのグラミー賞と呼ばれる「ナ・ホク・ハノハノ・アワード”」を、2000年と2005年に受賞した実力派ギタリスト!
「Earthy & Organic」と形容される、ギターと歌声が魅力的なジョージ・カフモク・ジュニアは、マウイ島の美しい自然に根ざした音楽を奏でています。彼は自分の音楽を「アイナ(大地)に常に根ざしたものであり、アイナに対する愛や尊敬が、私の音楽には一貫して流れているんだ。」と述べています。12弦ギターによる、ゆったりとした、そして時に壮大な演奏は、まさにハワイのアイナを感じさせるものです。「ウイ・ラニ」「アロハ・オエ」の美しいギターの他、ボブ・ブロッズマンをゲストに迎えての「ハノハノ・ハワイ」の楽しい演奏も聴き所です。
他の人と音楽を分かち合うことは、ジョージの人生の中でも常に大きな部分を占めて来ました。「本作に収録された曲も、リスナーと是非分かち合いたいと願っています」とコメントを寄せています。
マウイの豊かな大地から届いた、ギターの調べをお楽しみ下さい。
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ハワイを代表するスラック・キー・ギタリストであり、同時に作曲家、ハワイに伝承する古くからの物語の語り部、そして高校の教師でもある。また毎週水曜日は定期的なライブを行っており、6月の第3週にはスラック・キー・ギターとウクレレのワークショップを行っている。
ハワイ島生まれで、60歳になるジョージは13才からプロとして活躍しており、(最初はハワイ伝説のシンガー、クィ・リーの伴奏を務めた)1969年にカメハメハ・スクールを卒業すると、カリフォルニア大学に入学し、美術と工芸の学位を取得する。その後ハワイに戻り、ミュージシャン活動と並行して、高校にて美術の教師をしながら子供達と一緒にハワイ語のスキル・アップにも努めている。また、ハワイの伝統的な生活習慣を生徒に伝える為、自らハワイアン・フードを作り、給食の時間に生徒と共に味わっている。スラック・キー・ギターを弾き、プロ・ミュージシャンとして活躍しているのも、ハワイ文化を伝えたいという思いからである。
現在までオリジナルアルバムを6枚(内2枚はピアニスト、ジョージ・ウィンストンのプロデュース)、ウクレレ・プレーヤーのダニエル・ホーとの共演作を6枚(内2枚は2000年、2005年にハワイのグラミー賞と呼ばれる“ナ・ホク・ハノハノ・アワード”を受賞)、毎年マウイ島でのスラック・キー・ギターのフェスティバルを収録したライブ・アルバムにも参加している。(このライブ・アルバムは2006年から連続3年、グラミー賞のベスト・ハワイアン・アルバム部門で1位になっている。)また、アメリカ人ギタリスト、ボブ・ブロッズマンとの共演作も近年リリースされた。
2009年には初の国内盤によるソロ・アルバムをリリース。(「ア・ジェントル・ハワイアン・ブリーズ~ザ・ベスト・オブ・スラック・キー・ギター・ソングス~」RES-153)