V.A.
「キャンパス オモテ! ベスト」
沖縄民謡ファン大注目。地元沖縄・コザのレーベル、キャンパスレコードのベスト・ソング、ベスト・アーティストをセレクトしたコンピレーション。
オモテ・ウラ2枚同時リリース!地元に愛されている楽曲が、今全国に初めて紹介されます。
地元で愛されている楽曲、アーティストを紹介したい。そのような考えから、今までリリースされた沖縄音楽のコンピレーションとは全く違う視点で編集されたのが本作です。セレクトの基準は全国的なヒットではなく、あくまで沖縄県内での話題性にこだわりました。
沖縄民謡シーンの立役者、ビセカツ氏主宰のレーベル、キャンパスレコードの持つ豊富な音源から、「オモテ!ベスト」は民謡のフロントシーンで活躍中の若手からベテランを紹介しました。「ウラ!ベスト」はビセカツ氏が是非紹介したいアーチスト、楽曲を独自にセレクトした、もう一つのベスト・アルバムです。
オモテ、ウラ、合計33組のアーチスト、楽曲に触れる事によって、沖縄音楽の多様性を見て頂けると思います。また今年設立35周年を迎える、キャンパスレコードの歴史も俯瞰出来る内容です。沖縄発の名曲、珍曲、ヒット曲満載のアルバム、産地直送の沖縄音楽を是非お楽しみ下さい。
正式名称は『有限会社 キャンパス』。音楽CDの小売り、島唄を中心にしたCD制作、コンサート企画等を主な業務としています。現在までに島唄のアルバムを中心に100枚以上のリリースがあり、入手可能タイトル数では沖縄県内のレーベルで一番となります。ちなみに、代表者のビセカツは、島唄のプロデュースや作詞、原稿なども手がけています。
1970年にビセカツの友人、故・竹中労(ルポライター、よろず評論家)が船(大島運輸)で大量のアングラレコード(今で言うインディーズ?)を持ち込んだ事に端を発します。当時、沖縄にはアングラレコードの代理店が無かったためこれを機会にと、アングラレコードの2大レーベルである、U.R.C(関西系)、エレックレコード(関東系)、それにマルフクレコードの琉球民謡販売委託を受け、琉球銀行諸見里支店前の10坪足らずの店舗で『キャンパスレコード』として営業を開始しました。(ちなみに店名の命名者は画家の與那覇朝大氏です)。その頃はフォークソングブームで、高石友也、岡林信康、高田渡などの人気が高く、竹中の持ち込んだレコードは飛ぶように売れました。現在、山里の本店と、北谷店(中古CD・アナログ専門店ROOMS)を設け、2店舗を運営しています。
膨大な数の売れないCDを出しています(笑)。
売れる、売れないはあまり関係なく、自分がおもしろいと思えば制作します。時には今はあまりおもしろくないと思う人のものも作ります。その人の内に秘められた実力が、いつか開花してほしいと願ってますし、特に若い人の場合、その将来性に期待したいからです。
娘からはもっと売れるものを作ってほしいと言われますが(笑)。
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