Abdul Tee Jay
「Palm Wine A Go-Go」
アブドゥル・ティー・ジェイ "パームワイン・ア・ゴーゴー"
パームワイン・ミュージックはアフリカ音楽の一ジャンルです。成立は19世紀後半と言われています。西アフリカの港町には、椰子の樹液から作った安酒を飲ませる飲み屋がたくさんあり、集まった外国や地元の水夫、港湾労働者は、酒ビンを手に、ギターやハーモニカ(本CDのM2, 13で聴けます)、アコーディオンなど船上で使うポータブルな楽器を用いて、思い思いに楽しんでいました。
そんな中で、西アフリカ沿岸部の伝統音楽や混血音楽と、外国人の水夫が持ち込んだフォーク・ソング、宣教師が広めた賛美歌が、徐々に混じり合って行きました。
こうして出来たのが“パームワイン・ミュージック~椰子酒音楽~”です。西アフリカ、酒場発、もっとも初期のアフリカのポピュラー・ミュージックであり、その後多くのジャンルに別れて行きました。
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本名Abdul Telan Jallah、シェラレオーネ(ギニアとリベリアに挟まれた西アフリカの国)出身、英・ロンドン在住。
シェラレオーネの首都、フリータウンの港には、伝統的なアフリカ音楽やポピュラー音楽等、非常に多くの種類の音楽が集まって来ており、アブドゥルは、その全てのサウンドから影響を受け、地元のローカルバンドのメンバーになりました。
1974年、アメリカ・ヴァージニアに勉学の為に移り住み、そこで更にギターを勉強する機会を得ました。
1979年、銀行業務の為、イギリスに行きますが、そこで素晴しいミュージシャンたちとの出会いがあり、バンドを結成する決心をします。
その後1988年、フリータウンの港のニックネーム“ロコト(Rokoto)”をバンド名にした、バンドを結成します。
このバンドは、シェラレオーネのストリート・フォーク・ミュージックを演奏する7人編成のバンドであり、3枚のアルバムリリースと共に、多くの国でツアーを行いました。
現在は、本アルバムのタイトルと同じグループ名のバンドで活躍しています。