平安隆&ボブ・ブロッズマン
「キーブルダッチャー・ミュージック」
1960年代の音楽体験を振り返りながら今の沖縄の風景を唄った曲や、コザ・ゲート通りの娼婦に恋をした10代の思い出、母親に対しての心情を唄った曲など、言葉が心に響く、個人史とも言える内容。今作はボブ・ブロッズマンのギターに加え、リック・ウォーカー、パイパー・ハイチック、さらにロス・ロボス、ラテン・プレイボーイズで活躍中のディビット・イダルゴを迎えて、サウンド面もさらにPower Upした、最新形・沖縄音楽。
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1952年沖縄本島中城村に生まれ、コザで育つ。10代より米軍基地でギタリストとして、ソウル音楽などを演奏。20代の頃は、普久原恒勇氏の元、マルフクレコード所属のアーティスト(フォーシスターズ、でいご娘、など)のレコーディングに参加する。78年に喜納昌吉&チャンプルーズにギタリスト、三線奏者として参加。名作「BLOOD LINE」のレコーディングに参加。その後ソロ活動を開始。98年に初ソロ・アルバム『かりゆしの月』を発表。ワールドミュージック・フェスに出演し好評を博する。ボブ・ブロッズマン、吉川忠英をはじめ、様々なジャンルで活動するアーティストとの交流も多い。2019年リリースの最新作は、全曲台湾でのレコーディングを行う。
1954年ニューヨーク生まれ。若い頃から音楽を始め、ブルース、ジプシー・スウィング、カリプソ、ラグ・タイム、ハワイアンを中心に多くのアルバムをリリース。特にハワイアンとブルースには深く傾倒する。スラック・キー・ギターの名手レッドワード・カアパナとの共演作や、伝説のスティール・ギター奏者タウ・モエとのジョイントアルバムが話題となる。また、沖縄、アフリカ、インド、ニューカレドニアなど、世界中のミュージシャンと多くの交流を持つ。ナショナル製のスティール・リゾネイター・ギターの第一人者であり、それに関する著書はギタリストのバイブルとなる。
2013年4月23日に死去。