登川誠仁、大城美佐子、知名定男、ほか
「R34(アールサンジュウヨン)〜琉球三線ベスト!〜」
沖縄音楽にとってなくてはならない楽器、三線。
十人十色、演奏者によってその音色、リズムは千差万別であり、まさに演奏者の個性が音に反映されます。
本アルバムは、登川誠仁、大城美佐子、知名定男、徳原清文などのベテランから、堀内加奈子、石川陽子などこれからの沖縄民謡界を牽引して行く者まで、多彩な歌者が奏でる、素晴らしい歌・三線を収録しました。
情感溢れる三線による知名定男の「白雲節」、技巧的でスリリングな三線による松田弘一の「遊び金細工」、白熱した三線の演奏に、手に汗を握る金城恵子の「ヒヤミカチ節」ほか、聴きどころ満載です。
そしてアルバムのラストは、沖縄のジミ・ヘンドリックスこと登川誠仁による、熱きカチャーシーの演奏で締め括ります。
三線の魅力を余すことなく伝えるのが、このアルバムです。
なお、本アルバムのタイトルは、2007年リリースの大ヒットアルバムR35(アールサンジュウゴ)Sweet J-Balladsからアイディアを得ました。
Rはリュウキュウ、35を34にすると三線、また3月4日の三線の日になります。
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よなは徹:琉球古典音楽界、島唄界における若手実力派。その三線演奏は群を抜く。
松田弘一:遊び唄、毛遊び唄なら天下一品!オリジナル新作民謡を100曲以上創作している、沖縄民謡界の中心人物。
徳原清文:登川誠仁の右腕として活躍。民謡のみならず、琉球芝居の地謡としても天下一品。
知名定男:ネーネーズのプロデューサーにして、沖縄民謡界の重鎮。情け唄は天下一品。
金城実: 津波恒徳、登川誠仁、普久原朝喜の各師に教えを受けた。現在も民謡界の第一線で活躍する、沖縄を代表する唄者の一人。
長嶺ルーシー:南米ペルー生まれペルー育ちの日系(沖縄)三世。 幼い頃から祖母の影響で沖縄民謡に親しむ。来沖後は琉球古典音楽、琉球民謡、八重山民謡を学び、「とぅばらーま大会」で優勝。
阿佐慶誠:沖縄民謡の若手実力派。味わいある歌と三線が注目を集める。
金城恵子:大城志津子に教えを請い、琉球民謡に艶歌的ジャンルを確立させる。カチャーシーに於ける早引きの三線テクニックや、太鼓の腕前は男性演者も舌を巻くほどである。
石川陽子:大城志津子師匠の門を叩き、その後、金城恵子師に付き、沖縄民謡を学ぶ。現在、琉球民謡協会教師の資格を持ち、本土と沖縄を行き来してライブ及び三線指導者として活躍している。
安里勇: 沖縄八重山諸島の黒島生まれ。中学を卒業後、第一期集団就職者の一人として大阪へ渡り、その後、八重山民謡の修行を積む。歌・三線は聴くものの心に強く訴えかけ、一度聴いたら忘れられない。
登川誠仁:沖縄民謡界を名実ともに代表する歌者。沖縄のジミ・ヘンドリックスとも呼ばれ、その早弾きは他の追従を許さない。
吉田康子:初代ネーネーズのメンバーとして活躍し、現在もなお素晴らしい歌・三線を聴かせてくれる。情け唄は天下一品!
大城美佐子:1962年シングル「片思い」でデビュー。その伸びやかな高音が「絹糸の声」と評される。民謡界の至宝、嘉手苅林昌とデュオを組み、2007年には芸能生活50周年を迎える。現在もなお精力的に活動中。
堀内加奈子:北海道江差生まれ函館育ち、現在は沖縄在住。2000年、大城美佐子に弟子入りし、歌三線の腕を磨く。世界中に沖縄民謡の魅力を伝えている。
内里美香:南大東島出身。伝統的な島唄からオリジナル曲まで幅広く歌い、その艶と伸びのある歌声は沖縄民謡界若手随一と定評がある。