スペインの国民的歌手、ルス・カサルのベスト・アルバム!
ペドロ・アルモドバル監督作品「ハイヒール」の主題歌「ピエンサ・エン・ミ(私を思って)」から、ライ・クーダーとカルロス・ヌニェスとの共演による「黒い影」、ジャクソン・ブラウンとの共演による「青春の日々」まで、まさに珠玉の名曲ばかりを収録!
“ルスの歌はどこで聴いても間違いなく聴衆の心をとりこにし、夢中にさせ、勇気づけてくれる”
⋯⋯ジャクソン・ブラウン
- 歌詞・対訳、アルバム解説、ルス・カサルからのメッセージ付き
- 日本盤のみボーナストラック3曲収録
■アルバム内容
2016年に24年振りの日本盤をリリースし、2017年5月には待望の初来日公演を行ったルス・カサル。日本での人気と評価が高まる中、待望のベスト・アルバムがリリースになります。
長きキャリアの中から選ばれた代表曲の数々からは、スペインの国民的歌手として愛されて来たその訳が理解出来る、情感溢れる素晴らしい歌唱が堪能出来ます。
本ベスト・アルバムには1989年発表の作品(8曲目)から、2017年発表の作品(19曲目)までが収録されており、特に1曲目はルス・カサルが乳癌の手術後、リスボンにて白血病患者支援団体が主催するフェスティバルのステージで初めて披露された曲であり、本ベスト・アルバムをリリースするにあたり新たに録音された感動的な一曲です。
ルス・カサルからのメッセージ
“貴方の人生のほんの一部でもいい……このスペイン人の歌手が皆さまの中にそれぞれ異なるエモーションを掻き立ててくれるよう、願ってやみません”
PIENSA EN MI(私を思って)
HISTORIA DE UN AMOR(ある恋の物語)
GRACIAS A LA VIDA(人生よありがとう)
■収録曲
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- 1. GRACIAS A LA VIDA 人生よありがとう
- ジョーン・バエズの歌でよく知られた不朽の名曲。本ベストアルバムのための新録音。
- 2. PIENSA EN MÍ 私を思って
- ポルトガル・ギターの響きが素晴らしい、映画「ハイヒール」の主題歌。
- 3. HISTORIA DE UN AMOR ある恋の物語
- スタンダード・ボレロの名曲で、日本ではトリオ・ロス・パンチョスの歌唱で有名。この曲のアレンジはエウミール・デオダート。
- 4. 18 AÑOS (NOUVELLE VAGUE MIX) 18歳の彼(ヌーヴェル・ヴァーグ・ミックス)
- ダリダのヒット曲であり、日本でも人気の高いシャンソン。ルスはダリダの大ファンであり、「ダリダを歌う」と題したアルバムを2017年にリリースしている。
- 5. UN AÑO DE AMOR 愛の一年
- イタリア人ポップス歌手ミーナの大ヒット曲であり、この曲は映画「ハイヒール」にも挿入歌として登場する。
- 6. ALMA MÍA 私の心
- キューバを代表するミュージシャンの1人、ボラ・デ・ニエベのピアノ弾き語りで世界中に広まった楽曲。
- 7. UN RAMO DE ROSAS バラの花束
- 本ベストアルバムのために新録音された、ルス・カサルのオリジナル曲。
- 8. NO ME IMPORTA NADA どうでもいいの
- 1989年リリースのオリジナル・アルバムとしては5作目に収録された作品。
- 9. AMADO MÍO (CON QUATUOR ÉBÈNE) 愛しい人(エベーヌ弦楽四重奏団との共演)
- 来日公演も大好評のエベーヌ弦楽四重奏団との共演曲。一発録音での収録。
- 10. CON MIL DESENGAÑOS 千回絶望を味わっても
- ボレロの名曲。エウミール・デオダートのアレンジがとても光る仕上がり。
- 11. UN NUEVO DÍA BRILLARÁ 輝かしい一日
- フランスで大活躍のシンガー・ソングライター、エチエンヌ・ダオの作品をスペイン語でカヴァー。フラメンコのリズムが聴き所。
- 12. NO ME VAYAS A ENGAÑAR 私を騙さないで
- ボレロの名曲。ボレロにチャチャチャのアレンジを施したのはエウミール・デオダート。
- 13. INESPERADAMENTE 突然に
- ルス・カサルの凛としたヴォーカルが聴き所のスロー・バラードの傑作。
- 14. ENTRE MIS RECUERDOS 思い出のはざまで
- 1970年代日本でも人気を博したシンガー・ソングライター、アルバート・ハモンド作の美しいバラード。
- 15. MI CONFIANZA 私の信頼
- ルス・カサルとカロリーナ・コルテス作のオリジナル曲。
- 16. NEGRA SOMBRA 黒い影
- 映画「海を飛ぶ小鳥」で使われた曲。ギターは本曲のプロデューサーでもあるライ・クーダー。カルロス・ヌニェスがガイタ(ガルシア地方のバグパイプ)で参加。
- 17. SÉ FELIZ 幸せに
- キューバの作曲家、デセメール・ブエノの作品。ブエノはスペインでも人気が高い。
SÉ FELIZの邦題はパッケージ等に「幸せを知っている」と表記されていますが、正しくは「幸せに」となります。お詫びして訂正いたします。また、商品に封入されております歌詞対訳の「幸せを知っている」も正しくは「幸せになって」となります。正しい対訳はこちらからご覧いただけます。
日本盤のみ ボーナストラック
- 18. INTRO 青春の日々イントロ
- ジャクソン・ブラウンがルス・カサルを紹介。
- 19. THESE DAYS 青春の日々
- ルス・カサルのメインボーカルによるジャクソン・ブラウンのオリジナル曲。ギターはジャクソン、フィドルはデヴィッド・リンドレー。スペインでのライブ録音。
- 20. HÁBLAME DE AMOR 聞かせてよ愛の言葉を
- シャンソンの名曲をスペイン語で歌唱。2017年リリースのアルバム「ダリダを歌う」に収録されている楽曲。
- 21. JE REVIENS TE CHERCHER 帰っておいで
- ジルベール・ベコーのヒット曲として、日本でもよく知られているシャンソン。この曲はフランス語で歌唱。
■ルス・カサル プロフィール
スペイン北西のガリシア州、ア・コルーニャ県の生まれ。ピアノやソルフェージュ、バレエを習い、ロックバンドで音楽活動をスタート。
1977年、首都マドリードへ引っ越したのをきっかけにプロ歌手として頭角を現す。
1980年、初のシングルをリリース。1982年、ファースト・アルバム「ルス」をリリース。
1984年リリースのセカンド・アルバムの成功を機に、ヨーロッパでの人気が高まっていく。
1985年サード・アルバム、1987年4作目のアルバムをリリース。メキシコ、ベネズエラ、ニューヨークでの公演が大成功。
1991年リリースの6枚目のアルバムがキャリア初のプラチナ・アルバムに輝く。6枚目のアルバム収録曲が映画「ハイヒール」で使われ、ヨーロッパ諸国、特にフランスでの人気が決定的なものとなる。
1995年、7枚目のアルバムが6枚目をしのぐ大ヒットに。スペインのポップ・シンガーとして初のパリ・オランピア劇場連続5日間の公演を成功裡に終える。その後、1999年、2002年、2004年とヒットアルバムをリリース。2004年には「ネグラ・ソンブラ」が映画「マール・アンデントロ(邦題:海を飛ぶ夢)」に起用され、大注目。
2006年には初の伝記を刊行。2007年、11枚目のオリジナル・アルバムをリリース。
2009年12枚目のオリジナル・アルバム「ラ・パシオン」をリリース。
2011年から4つのステージから構成されるチャリティー音楽イベントを主催し、ジャクソン・ブラウンをはじめ、毎年多くのミュージシャンが出演している。
2013年には13枚目のアルバムをリリース。
2016年には「ラ・パシオン」を24年振りとなる日本盤としてをリリース。
2017年5月には待望の初来日コンサートを行う。
スペインを代表する国民的シンガーとして、現在も精力的に活動を続けている。