長嶺ルーシー、石川陽子、山城香、堀内加奈子、新垣恵、MINA
「ウチナー・ラヴソング」
三線伴奏、三線・歌指導:喜久山節子
女性から男性に対する思いを歌ったラヴソングを、
6人の女性達が6者6様の個性で歌い上げた、沖縄民謡の注目作!
沖縄民謡と琉球古典音楽の中から、女性が男性に対する思いを歌ったさまざまなラヴソングを収録しました。6人の女性達がそれぞれの持ち味を存分に発揮しながら、時に切なく、時に情熱的な歌唱と、三線を奏でる様は聴き応え十分です。
収録されたラヴソングはハッピーエンドなストーリーよりも、少し訳ありの切ないものが多く、それがアルバム全体にしっとりとした色気を与えています。
今回の収録曲を選曲し、レコーディングに際して歌と三線の指導をしたのは、沖縄民謡界の指導者として多くの弟子を育ててきた喜久山節子です。特に長嶺ルーシー、石川陽子、山城香の3人は喜久山が手取り足取り指導して来た愛弟子達です。また、現在ロンドン在住のMINAには、今回のレコーディングに際して喜久山がSkypeを使って指導しました。
レコーディングに参加した6名の内、沖縄生まれ沖縄育ちは新垣恵だけです。山城香は大阪生まれ沖縄育ち、石川陽子は沖縄生まれ大阪育ち、長嶺ルーシーはペルー生まれペルー育ち、堀内加奈子は北海道函館出身、MINAは父親がスイス人、母親が日本人のスイス国籍です。様々な人生のバックボーンを持った女性達による、色香溢れるラヴソングの共演をお楽しみください。
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DISC①収録曲
新垣恵:歌・三線
石川陽子:歌・三線
山城香:歌・三線
堀内加奈子:歌・三線
MINA:歌・三線
長嶺ルーシー:歌・三線
DISC②収録曲
全員参加による歌と三線
レコーディング・サポートメンバー■三線伴奏・三板:喜久山節子■三線伴奏(7曲目):國吉真勇■琴:宮城しの・田港あゆみ■笛:仲田治巳■太鼓:大城みゆき■指笛:西俣尚子
長嶺ルーシー:
ペルー生まれペルー育ち。両親は共に沖縄からの移民二世。5才から祖母の弾く三線に乗せて沖縄民謡を歌い始め、10才で自身も三線を手にして演奏するようになる。1993年、全日本カラオケ審査協会の大会へペルー代表として参加し、優勝する。1994年に来沖し、その後さまざまな賞を受賞する。現在沖縄ではその実力が広く認められている。
石川陽子:
沖縄県伊平屋島出身。学生時代を大阪で育つ。祖母の経営する沖縄料理屋で三線を覚える。20代で本格的に沖縄民謡を学ぶために帰沖。その後 大城志津子氏に師事し、現在は沖縄民謡の指導者として精力的に活躍中。
山城香:
大阪府大正区で生まれ、その後沖縄に帰る。2006年以降、港川繁氏、喜久山節子氏に師事し、2011年には琉球民謡協会の最高賞を受賞。さらに2015年には琉球民謡協会の教師免許を取得。注目の唄者である。
堀内加奈子:
北海道函館出身。唄、三線に惹かれ沖縄に移住。大城美佐子氏に師事する。2008年には細野晴臣トリビュートアルバムに参加。2009年と2010年にはメインヴォーカリストとしてスカ・ラヴァーズのアルバムに参加。2011年には師匠である大城美佐子との共作アルバムをリリース。現在、地元沖縄は元より、タイ、セネガル、ベルリン、パリ、ロンドンなど地球規模で演奏活動を続けている。
新垣恵:
沖縄は豊見城育ち。県外生活や中国留学時に沖縄の文化的アイデンティティを深く感じ、三線を始める。沖縄タイムス芸術選賞 琉球古典音楽部門の三線、太鼓でグランプリを獲得。現在「女性地謡の会しほら」のメンバーとしても活躍中。
MINA:
スイス人の父と日本人の母の間で生まれる。スイスでヴァイオリン、ピアノを習い、大学時代に一年間沖縄に留学。その際、三線に出会い、民謡に興味を持つ。帰国後、エレクトロ系のミュージシャンとバンドSayaconceptを始め、歌、三線、バイオリン、太鼓、エレクトロをミックスさせたサウンドを作る。2011年よりロンドンに移り、様々なライヴに参加しながら「ロンドン沖縄三線会」のメンバーとして歌三線の練習を続けている。