ルス・カサル
「ラ・パシオン」
Luz Casal "La Pasión"
1980年のデビュー以来、スペインはもとよりスペイン語圏諸国やヨーロッパ、特にフランスで絶大なる人気を誇るルス・カサル!
24年振りとなる日本盤は全曲エウミール・デオダートのアレンジ!
※「ラ・パシオン」は「パッション」の意味
1991年公開、スペイン映画界の巨匠アルモドバル監督による「ハイヒール」での成熟した歌唱力が脚光を浴び、スペインはもとよりフランスを中心としたヨーロッパやスペイン語圏諸国で人気がブレークしたルス・カサル。1992年12月には日本でもアルバムがリリースとなり、その気品あふれる歌声は多くの人々を魅了しました。
さらに90年代初め、ラテンアメリカでボレロ人気が再燃し、新しいアレンジによる往年の名曲が再認識されたのと軌を一にするように、ルス・カサルの歌唱とライブに於けるパフォーマンスは、ますます熱狂的に支持される様になりました。
今回リリースのアルバムはルス・カサルが長らく胸に温めて来たラテンアメリカ音楽への思いを形にした作品であり、不朽の名曲にスポットを当てた素晴らしい内容です。選曲はボレロを中心にしており、ラテン音楽が世界に大きな影響力を持った全盛期(1940年〜1970年代)、その黄金時代を担った名コンポーザーたちの粒選りの作品ばかりが収録されています。
アレンジはブラジル出身のエウミール・デオダートが担当しており、ラテン・サウンドの王道を行く「チャチャチャ」の軽妙洒脱なスタイルを取り入れるなど、新鮮なサウンドアプローチが満載です。
さらにアレックス・アクーニャ、ルイス・コンテ、オトマーロ・ルイスほか国際的に活躍するトップミュージシャンが集結し、珠玉のサウンドでルス・カサルをサポートしています。プロデュースはマヌ・チャオなどワールド系アーティストの作品で定評があるルノー・ルタンです。
1940〜1970年代のラテンアメリカ諸国で生まれた不朽の名曲が、ルス・カサルのヴォーカルによって時代を超え、新たなドラマを紡ぎ始めました。
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日本盤のみのボーナストラック
スペイン北西のガリシア州、ア・コルーニャ県の生まれ。ピアノやソルフェージュ、バレエを習い、ロックバンドで音楽活動をスタート。
1977年、首都マドリードへ引っ越したのをきっかけにプロ歌手として頭角を現す。1980年、初のシングルをリリース。1982年、ファースト・アルバム「ルス」をリリース。1984年リリースのセカンド・アルバムの成功を機に、ヨーロッパでの人気が高まっていく。1985年サード・アルバム、1987年4作目のアルバムをリリース。メキシコ、ベネズエラ、ニューヨークでの公演が大成功。
1991年リリースの6枚目のアルバムがキャリア初のプラチナ・アルバムに輝く。6枚目のアルバム収録曲が映画「ハイヒール」で使われ、ヨーロッパ諸国、特にフランスでの人気が決定的なものとなる。
1995年、7枚目のアルバムが6枚目をしのぐ大ヒットに。スペインのポップ・シンガーとして初のパリ・オランピア劇場連続公演を成功裡に終える。その後、1999年、2002年、2004年とヒットアルバムをリリース。
2004年には「ネグラ・ソンブラ」が映画「マール・アンデントロ(邦題:海を飛ぶ夢)」に起用され、大注目。2006年には初の伝記を刊行。2007年、11枚目のオリジナル・アルバムをリリース。
2009年12枚目のオリジナル・アルバム「ラ・パシオン」をリリース。2013年には13枚目のアルバムをリリース。スペインを代表する国民的シンガーとして、現在も精力的に活動を続けている。