ルス・カサル

「ラ・パシオン」

Luz Casal "La Pasión"

カルロス・マリン(IL DIVO)も大絶賛!
心に響く歌声!
スペインを代表する国民的シンガー、ルス・カサルの1992年以来となる日本盤がリリース!

1980年のデビュー以来、スペインはもとよりスペイン語圏諸国やヨーロッパ、特にフランスで絶大なる人気を誇るルス・カサル! 24年振りとなる日本盤は全曲エウミール・デオダートのアレンジ!
※「ラ・パシオン」は「パッション」の意味


■アルバムの内容

1991年公開、スペイン映画界の巨匠アルモドバル監督による「ハイヒール」での成熟した歌唱力が脚光を浴び、スペインはもとよりフランスを中心としたヨーロッパやスペイン語圏諸国で人気がブレークしたルス・カサル。1992年12月には日本でもアルバムがリリースとなり、その気品あふれる歌声は多くの人々を魅了しました。
さらに90年代初め、ラテンアメリカでボレロ人気が再燃し、新しいアレンジによる往年の名曲が再認識されたのと軌を一にするように、ルス・カサルの歌唱とライブに於けるパフォーマンスは、ますます熱狂的に支持される様になりました。
今回リリースのアルバムはルス・カサルが長らく胸に温めて来たラテンアメリカ音楽への思いを形にした作品であり、不朽の名曲にスポットを当てた素晴らしい内容です。選曲はボレロを中心にしており、ラテン音楽が世界に大きな影響力を持った全盛期(1940年〜1970年代)、その黄金時代を担った名コンポーザーたちの粒選りの作品ばかりが収録されています。
アレンジはブラジル出身のエウミール・デオダートが担当しており、ラテン・サウンドの王道を行く「チャチャチャ」の軽妙洒脱なスタイルを取り入れるなど、新鮮なサウンドアプローチが満載です。
さらにアレックス・アクーニャ、ルイス・コンテ、オトマーロ・ルイスほか国際的に活躍するトップミュージシャンが集結し、珠玉のサウンドでルス・カサルをサポートしています。プロデュースはマヌ・チャオなどワールド系アーティストの作品で定評があるルノー・ルタンです。 1940〜1970年代のラテンアメリカ諸国で生まれた不朽の名曲が、ルス・カサルのヴォーカルによって時代を超え、新たなドラマを紡ぎ始めました。

「ある恋の物語」のプロモーションビデオです。


■収録曲

試聴 クリックでウインドウが開きます。

01. Con Mil Desengaños(千回絶望を味わっても)
キューバの作曲家でピアニストのレネ・トゥゼーが1950年代前半に発表したボレロです。
02. Alma Mia(私の心)
数々の有名曲を残したメキシコの女性ボレロ作家マリア・グレベールによる、1940年代初めの作品です。
03. Historia De Un Amor(ある恋の物語)
パナマのカルロス・エレータ・アルマランによる1955年の作品です。国際的にもよく知られたスタンダード・ボレロです。
04. Cenizas(灰)
メキシコのウェジョ・リバスの代表作で、1950年代前半の作品です。
05. A Dónde Va Nuestro Amor (愛はどこへいってしまうの・・・)
1970年代を象徴するヒットソングで、メキシコのエドゥアウド・マガジャネス作曲、マリオ・モリーナ作詞です。
06. Nieblas(霧)
チリのフランシスコ・フローレス作による、ボレロの黄金期、1950年代を代表する愛の歌です。
07. Mar Y Cielo (海と空)
プエルトリコ出身のフリート・ロドリゲスによる1953年の作品です。
08. No, No Y No(ダメ、やっぱりダメ)
「キサス・キサス・キサス」などラテン・スタンダードの数々を残したキューバの名コンポーザー、オスバルド・ファレスによる1950年代前半作のボレロです。
09. Sombras(影)
1940年代初頭、メキシコのロサリオ・サンソーレスの詩に、カルロス・ブリートが曲を付けて大ヒットした作品です。
10. Encadenados(逃げられない二人)
カルロス・アルトゥーロ・ブリスが1956年に作ったボレロです。
11. Que Quieres Tú De Mi(いったい私に何を望むの)
ブラジルのヒット・コンビ、ジャイール・アモリンとエヴァルド・ゴウヴェイアが1964年に発表したボレロです。
12. Como La Cigarra(セミのように)
アルゼンチンを代表する女性シンガー・ソングライター、マリア・エレーナ・ワルシュが1970年代に発表した曲です。
13. No Me Vayas A Engañar(私を騙さないで)
8曲目と同じく、オスバルド・ファレスの代表曲の1曲です。

日本盤のみのボーナストラック

14. Wave(波)
アントニオ・カルロス・ジョビン作による1960年発表の名曲です。
15. Triste(トリスチ)
同じくジョビンの代表作。1967年発表のボサノヴァの定番です。


■ルス・カサル プロフィール

スペイン北西のガリシア州、ア・コルーニャ県の生まれ。ピアノやソルフェージュ、バレエを習い、ロックバンドで音楽活動をスタート。
1977年、首都マドリードへ引っ越したのをきっかけにプロ歌手として頭角を現す。1980年、初のシングルをリリース。1982年、ファースト・アルバム「ルス」をリリース。1984年リリースのセカンド・アルバムの成功を機に、ヨーロッパでの人気が高まっていく。1985年サード・アルバム、1987年4作目のアルバムをリリース。メキシコ、ベネズエラ、ニューヨークでの公演が大成功。
1991年リリースの6枚目のアルバムがキャリア初のプラチナ・アルバムに輝く。6枚目のアルバム収録曲が映画「ハイヒール」で使われ、ヨーロッパ諸国、特にフランスでの人気が決定的なものとなる。
1995年、7枚目のアルバムが6枚目をしのぐ大ヒットに。スペインのポップ・シンガーとして初のパリ・オランピア劇場連続公演を成功裡に終える。その後、1999年、2002年、2004年とヒットアルバムをリリース。
2004年には「ネグラ・ソンブラ」が映画「マール・アンデントロ(邦題:海を飛ぶ夢)」に起用され、大注目。2006年には初の伝記を刊行。2007年、11枚目のオリジナル・アルバムをリリース。
2009年12枚目のオリジナル・アルバム「ラ・パシオン」をリリース。2013年には13枚目のアルバムをリリース。スペインを代表する国民的シンガーとして、現在も精力的に活動を続けている。