デニス・カマカヒ
「プアエナ〜そよかぜのギター、優しき歌声〜」
ハワイアン・スラック・キー・ギター・マスターズ・シリーズ (21)
3回のグラミー賞を獲得。500曲以上の作曲を行い、
ハワイのミュージシャンとして初めてスミソニアン博物館にギターが収蔵されている、
まさにハワイを代表するアーティストであり、レジェンドの1人!
7、8,12曲目はフラにも最適の楽曲です。
その優しき歌声とそよかぜの様なギターには、一度聴いたらたちまち魅了されてしまいます。デニス・カマカヒのアルバムとして初の日本盤としてのリリースであり、デニスのボーカルとギターの魅力が存分に堪能出来る作品です。本作は全曲デニスの歌とギターのみで構成されており、オリジナル曲9曲、リリウオカラニ女王の作品が3曲、ハワイアンの古典作品3曲で構成されています。本作収録のオリジナル曲について「私の曲の大半はハワイへの愛や美しさ、そして私にとって特別な人々についてのものなんだ」と述べています。
デニスは惜しくも2014年にこの世を去りましたが、残された作品は今なお輝き続けており、ハワイ音楽の名盤として長く聴き続けられています。1996年発売の本作もまたしかりです。
なおプアエナとは「明るく輝け」の意味になります。また、ジャケットの“REVEREND”はデニスが牧師であった事を意味します。
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※全曲ヴォーカル入り(但し4曲目のみインストルメンタル曲)
※2,3,4,5,7,12,13,14,15曲目はオリジナル曲
1953年ホノルル生まれ。3歳の時に母の古いマーティン製のウクレレを手に取った。その後祖父のデイヴィッド・ナオオ・カマカヒと父のケネス・カマカヒからギターを教わる。
11歳から13歳のころには一日8時間スラック・キー・ギターを弾く様になる。
ギターを弾く中で、ハワイを代表するギタリスト、ギャビー・パヒヌイ、サニー・チリングワース、レオナード・クワン、レイ・カーネ、アッタ・アイザクスなどから強い影響を受ける。またロックからも大きな影響を受け、高校時代に“ナ・パニオロ”というバンドを結成した。
1972年にはハワイを代表するバンド、“ザ・サンズ・オブ・ハワイ”のバンドリーダーであるエディ・カマエに出会い、1973年にメンバーとして同バンドに加わり、多くの曲を作曲し、1995年まで在籍した。
1996年に10年ぶりのレコーディング作となる本「プアエア〜そよかぜのギター、優しき歌声〜」をリリース。またこのアルバムは初めての全曲ソロのスラック・キー・ギターによるアルバムでもある。1999年には息子のデイヴィッドのウクレレを交えてのアルバム「オハナ〜素晴しきファミリー・デュエット〜」をリリースし、話題となる。
その後ジョージ・ウィンストンプロデュースによるアルバム「Hui Aloha」に参加。
2003年には自身のプロダクションを設立。
2011年には最後のアルバムとなる「Waimaka Helelei」をステファン・イングリースと共作でリリース。
2014年4月28日に亡くなる。
生前500曲以上の作曲を行い、多くの曲はハワイアンのスタンダード曲として今も演奏されている。また3回のグラミー賞を獲得しており、2012年にはハワイのミュージシャンとして初めてスミソニアン博物館にギターが収蔵された。その経歴はまさにハワイを代表するギタリスト、ボーカリスト、作曲家として正真正銘のレジェンドと言える。