ビル・ワイマン
「バック・トゥ・ベイシックス」
Bill Wyman "Back To Basics"
「このアルバムは今も音楽に熱い熱意を燃やし続ける一人の男の表現そのものだ!」
——イギリスの雑誌"Renowned for Sounds"より
「現在のストーンズとはまったく異なったものを求め、それを掴むことに成功した。ビルならではの最新、そして最高傑作だ。」
——大鷹俊一(アルバムのライナーより)
全曲オリジナル! 全曲新録音! 全曲本人が歌唱した力作アルバム!
イギリスでは33年振り(日本では1992年にアルバムリリースがあった為23年振りとなります)、ビル・ワイマン78歳(1936年10月24日)にして放つ、素晴らしいソロ・アルバムです。
今作について「最初はこういう曲をやるにはちょっと年を取りすぎたかなとも思ったんだが、でも考えてみると昔のブルース・ミュージシャンたちは、死ぬまでそういう若い頃の作品を演奏していたんだから、僕だって諦めてはいけないなと思い直したのさ」と述べています。
今回のソロ・アルバムはビルがこれまでに培って来た豊かな音楽的経験を伝えると共に、トム・ウェイツ、レナード・コーナン、J・J・ケイルなどから受けたインスピレーションも反映されており、まさに年齢とキャリアを重ねたからこそ作り得たアルバムです。
今作ではマーク・ノップラーのアルバムでお馴染みのキーボード奏者のガイ・フレッチャーがビルと共に共同プロデューサーに当たっています。また一部の曲ではジェフ・ベックとの仕事などで知られるアンディ・ライトも共同プロデューサーとして参加しています。
参加ミュージシャンとしては、ビルが全幅の信頼を寄せるテリー・テイラー(ギター/ビルとのユニット、リズム・キングスのギタリストでもあります)、グレアム・ブロード(ドラムス/ロジャー・ウォーターズやヴァン・モリソンと共演)、ロビー・マッキントッシュ(ギター/元プリテンダーズのギタリストで90年代のポール・マッカートニー・バンドでも活躍)で、素晴らしいサウンドを作り上げています。
本作は60曲近くのオリジナル曲から厳選された名曲揃いであり、また現在のローリング・ストーンズとはまったく違う、ビル・ワイマンならではのアルバムであり、後世に残る最高傑作です。
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日本盤のみのボーナス・トラック
全曲作詞・作曲:ビル・ワイマン
ローリング・ストーンズに31年間在籍。また7冊の著書があり、世界中で個展を開いてきたフォトグラファーでもある。また、自らメタル・バンドの発掘を行い、プロデュースを担当し、映画やTV音楽のための作曲を行うほか、リズム・キングスというバンドを結成してCDをリリースし、定期的にツアーを行うことで大きな成功を収める。
なおローリング・ストーンズの初来日コンサート(1990年)ではメンバーとして来日しています。ソロ・アルバムは「モンキー・グリップ」(1974年)、「ストーン・アローン」(1976年)、「ビル・ワイマン」(1982年)、「スタッフ」(1992年/日本とアルゼンチンでのみリリース)をリリース。レストラン「スティッキー・フィンガーズ」のマネージメントも手掛けており、今も精力的に活動を続けている。