ハワイから届いた永遠のサマー・サウンド!夏を愛する全ての方に捧げるアルバムです。
- 日本独自盤
- 全曲最新マスターを使用。今井栄一氏による書き下ろしアルバム、曲解説付き
■本作について
永遠の夏、終わりなき夏に捧げる一枚。収録されたハワイアンの名曲はまさに永遠の夏、永遠のサマー・サウンドそのものです。
定評あるハワイアン・スラック・キー・ギター・マスターズ・シリーズから名曲、名演をセレクトしました。スラック・キー・ギター、スティール・ギター、ボーカル曲と多彩な内容です。また、収録アーティストもハワイを代表する奏者ばかりです。
アルバムのスタートはバーニー・アイザックス。そして2曲目はボブ・ブロッズマン。共にスティール・ギターをフィーチャーした曲。これぞ夏本番といえる演奏です。
4曲目のマーティン・パヒヌイのボーカルは暑い夏の一服の清涼剤と言えましょう。
そしてアルバムは曲を追うごとにゆっくりとクールダウンして行きます。13曲目の「アロハ・オエ」は去りゆく夏に贈るレクイエム。ラストは「ワイ・ウル」で静かに夏は幕を閉じます。
夏の一日を素敵に彩る一枚、そして永遠の夏はまさにこのCDにあります。
■収録曲
試聴 クリックでウインドウが開きます。
- 1. Waltz Medley ワルツ・メドレー
- (ホノルル・アイズ 〜 アロハ・ノ・アウ・イ・コ・マカ(君の瞳に恋してる)〜 ワイラナ)
演奏:バーニー・アイザックス&ジョージ・クオ
ワルツはハワイアン・ミュージックの中でも20世紀初期の頃から愛されて来ました。バーニーとジョージがラジオ番組「ハワイ・コールズ」の中でよく演奏していた「ホノルル・アイズ」と、バーニーが好きな作品の1つに上げている「ワイラナ」を含むメドレーです。
- 2. Hula Blues フラ・ブルース
- 演奏:ボブ・ブロッズマン&レッドワード・カアパナ
ブルージーなスティール・ギターが最高にイカしたこの曲は、ハワイアンの名曲として、良く知られた曲です。1920年代にモアナ・ホテルにて披露されました。
- 3. Keiki Slack Key (Kāne song) ケイキ・スラック・キー
- 演奏:レイ・カーネ
「ケイキ」とはハワイ語で子供の意味です。1960年代初期に書かれたレイのオリジナル曲。子供達が走り回って遊んでいる様を表現しました。
- 4. Kanaka Wai Wai カナカ・ワイワイ
- 歌:マーティン・パヒヌイ
ハワイの伝説のミュージシャン、ギャビー・パヒヌイの息子の一人。ハート・ウォームなヴォーカルが素晴らしいこの曲は、賛美歌でもあります。
- 5. New 'Opihi Moemoe #3 ニュー・オピヒ・モエモエ #3
- 演奏:レオナード・クワン
レオナード・クワンと言えば、まずこの曲です。1958年に「オピヒ・モエモエ」の原曲を書き、その後さまざまなヴァリエーションが作られました。「オピヒ・モエモエ」とは“眠れるカサ貝”の意味です。
- 6. Pua Lilia プア・リリア
- 演奏:バーニー・アイザックス&ジョージ・クオ
プア・リリア(ユリの花)は、古典的なラブソングであり、よく知られたハワイアンの1曲です。バーニーの大変美しいスティール・ギターの調べが印象に残ります。
- 7. Endlessly エンドレスリー
- 歌と演奏:サニー・チリングワース
リズム&ブルースのシンガー、ブルック・ベントンが1959年にヒットさせた曲で、サニーのお気に入りの曲です。深く胸に染みるヴォーカルが絶品です。
- 8. Na Hoa Heʻe Nalu ナ・ホア・ヘエ・ナル
- 演奏:レイ・カーネ
ハワイの著名な作曲家2人によって書かれたこの曲には、サーファーに捧げる思いと、海への特別な親しみの念が込められています。メロディーが大変印象的な曲です。
- 9. Ku'u Lei クウ・レイ(マイ・リース・オブ・フラワーズ)
- 演奏:ボブ・ブロッズマン&シリル・パヒヌイ
1929年頃作られた古いラブ・ソングです。憂いを帯びた曲調をボブ・ブロッズマンのアコースティック・スティール・ギターがより情感深く盛り上げます。
- 10. Sanoe サノエ
- 演奏:ケオラ・ビーマー
4本のギターを使って演奏されており、ポリネシアの楽器オヘ・ハノ・イフ(ノーズ・フルート)も使われています。セレナーデであるこの曲は、美しい名曲として多くの人々に愛されています。
- 11. Ku'u Lei Poina'ole (My Unforgettabel Lei) クウ・レイ・ポイナオレ(私の忘れがたきレイ)
- 演奏:オジー・コタニ
ハワイを代表する作曲家の一人、チャールズ・E・キングの作品です。亡くなった大切な人に対して、思いを込めて演奏しています。
- 12. Pauahi ‘O Kalani パウアヒ・オ・カラニ
- 演奏:ケオラ・ビーマー
1868年に作曲されたこの曲は、リリウオカラニ女王が、義理の妹であるバーニス・パウアヒ・ビショップ王女に捧げた 曲です。
- 13. Aloha 'Oe アロハ・オエ
- 演奏:オジー・コタニ
世界で最も知られているハワイアン・ソングです。1877年にリリウオカラニ女王が作曲した名曲を、オジー・コタニの美しいギターでお聴き下さい。
- 14. Wai Ulu ワイ・ウル
- 演奏:ケオラ・ビーマー
ハワイアンのスタンダード曲。結婚式でしばしば演奏されるこの美しい曲は、レイ・カーネ、ギャピー・パヒヌイなど 多くのギタリストが取り上げています。
※4、7曲目:歌入り。他は全てインストゥルメンタル
参加ミュージシャン プロフィール
バーニー・アイザックス:ハワイを代表するスティール・ギターの名手。甘いサウンドが魅力的。
ジョージ・クオ:ハワイを代表するギタリストの1人。バーニー・アイザックスとの共演が光る。
ボブ・ブロッズマン:ニューヨーク生まれのギターの名手。特にナショナル製のアコースティック・スティール・ギターの第1人者。
レッドワード・カアパナ:ハワイ島生まれ。ギターはもちろんボーカルのファルセットも素晴らしい。
レイ・カーネ:潮の香りを感じさせるギターとボーカルが素晴らしい。日本でも人気のギタリスト。
マーティン・パヒヌイ:ハワイを代表するミュージシャン、ギャビー・パヒヌイを父に持つ。ハート・ウォームなボーカルが素晴らしい。
レオナード・クワン:ハワイ3大ギタリストの1人。初のスラック・キー・ギターの教本をまとめる。
サニー・チリングワース:ハワイ3大ギタリストの1人。30枚以上のアルバムとシングルを録音。
シリル・パヒヌイ:ギャビー・パヒヌイを父に持つ。12弦ギターによる演奏が魅力的。
ケオラ・ビーマー:現代のハワイ音楽を代表するギタリスト。来日コンサートも多数あり。
オジー・コタニ:ハワイ大学でスラック・キー・ギターを教えるなど後進の指導にも力を注ぐ。