IMANY(イマニー)
「こころの歌〜ピュア・アコースティック・セッション〜」
IMANY "Acoustic Sessions"
イマニーの原点を伝えるアルバム。
フランスではフル・アルバムに先駆けて2010年にリリースされた作品です。収録曲の1曲目から5曲目までがそれに当たります。現在も活動を共にしているギタリストのタオ・フィックによるアコースティック・ギターと、イマニーのボーカルのみの“ピュア・アコースティック・セッション”による録音です。
5曲目のジャクソン・ファイブのカヴァーを除いて、全曲イマニーのオリジナルです。
心に響く歌声に耳を傾けて下さい。
アルバムのラストに収録されている「あなたは変わらない」はホーンセクションが入った「ラジオ・エディット・ヴァージョン」です。アルバム「こころの歌」に収録されているテイクとは演奏とアレンジが異なります。
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イマニーと言うステージネームはスワヒリ語で「信仰」を意味します。フランス統治下にあるアフリカ大陸東南部のコモロ諸島出身の両親の元、10人兄弟の1人としてパリ郊外で育ちました。ヘアブラシをマイクに見立てて、ホイットニー・ヒューストンの物まねをするなど、音楽が大好きでしたが、縁あってファッションの世界に飛び込むこととなりました。
モデルとしてミラノ、ケープタウンなど大都市を飛び回り、その後7年間ニューヨークにて活躍しました。しかし音楽への思いは断ちがたく、グリニッジ・ヴィレッジのビター・エンドなどのクラブで歌い始めます。その後モデルの仕事を一切止め、パリに戻る決意をします。それは2005年のこと。まだ誰も名前を聞いたことのない一人の女性、イマニーがパリに降り立ちました。荷物の中身は服とポートフォリオと自分で作った6曲入りのデモCDだけ。
モデルを止めて、音楽の道を進もうと決意したイマニーの思いは強く、妹のファトウと共に、ライブハウスやクラブのブッキング・マネージャーを訪ね歩きます。その熱意が通じ、徐々に歌う場所を確保し始めたイマニーのウワサは、インターネットを通じて急速にパリに広がり始めました。ハスキーでどことなくメランコリックな歌声、エスニックな色合いを帯びたリズミカルな曲調は、時に初期のトレーシー・チャプマンを彷彿させるとして、話題になりました。
2008年6月、本アルバムのプロデューサーであるマリック・ン・ディアイェ(Ayoを発掘したことで有名)と出会い、根気強く新しい曲を書き、もっとコンサートの回数を増やす様アドバイスを受けました。そしてその成果は見事に花開き、2010年夏にレコーディングされたファースト・アルバムは、プラチナ・ディスクを獲得する大ヒットを記録しました。