シリル・パヒヌイ&ボブ・ブロッズマン
「フォー・ハンズ・スウィート・アンド・ホット〜魅惑のハワイアン・ギター・デュオ〜」
ハワイアン・スラック・キー・ギター・マスターズ・シリーズ (5)
スラック・キー・ギターとスティール・ギターによる、素晴らしいハワイアン・アルバム!
ハワイを代表するミュージシャン、ギャビー・パヒヌイを父に持つシリル・パヒヌイが奏でる12弦&6弦のスラック・キー・ギターと、アコースティック・スティール・ギターの名手ボブ・ブロッズマンのジョイント・アルバムです。
「ピロ・エ」「ワイ・ウル」「ワイアラエ」などハワイアンのスタンダードナンバーを、時にエキサイティングに、時にスウィートに、ヴァラエティー豊かにお届けします。
ボブ・ブロッズマンのスティール・ギターは、ハワイアンでよく使われるエレクトロニクスのスティール・ギターではなく、「ナショナル製のリゾネーター・ギター」と呼ばれる金属ボディーのアコースティック・ギターであり、その音色はどこか懐かしさを感じさせます。
シリル・パヒヌイは12弦と6弦のアコースティック・ギターを曲によって使い分けながら、とてもリズミカルな演奏を披露しています。
このアルバムで聴かれるギター・サウンドは、ボブ・ブロッズマンに関しては、1920年代のハワイアン・ギタリストとして活躍した、ソル・ホオピイや最もボブが尊敬するタウ・モエらのサウンドをフィーチャーしており、一方シリルは1940年代、50年代のハワイアン作品から受けた影響をこのアルバムで表現しています。
どこかノスタルジーを感じさせる本作の雰囲気はここから来ています。
エクサイティングで甘い、“スウィート・アンド・ホット”な、ハワイアン・サウンドをお楽しみ下さい。
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*印はボーカル曲、それ以外はインストゥルメンタル曲です。
1950年オアフ島のワイマナロ生まれ。ギャビー・パヒヌイを父に持ち、若い頃から音楽を始めた。父とのレコーディング、ライ・クーダーが参加した兄弟(パヒヌイ・ブラザーズ)でのレコーディングなどを経て、1994年にリリースされた初のソロCDは、ナ・ホク・ハノハノ賞(ハワイのグラミー賞)で年間最優秀インストルメンタル・アルバムに選ばれた。6弦ギターのみならず、12弦ギターの名手でもある。
1954年ニューヨーク生まれ。若い頃から音楽を始め、ブルースを中心に多くのアルバムをリリースし、併せてハワイアン・ミュージックにも深く傾倒する。スラック・キー・ギターの名手レッドワード・カアパナとの共演作や伝説のスティール・ギター奏者タウ・モエとのジョイントCDも話題となる。沖縄音楽にも関心を示し、平安隆との共演作もリリースする。ナショナル製のアコースティック・スティール・ギターの第一人者。