レイ・カーネ

「プナヘレ〜優しきハワイ大地のギター〜」

ハワイアン・スラック・キー・ギター・マスターズ・シリーズ (2)

「プナヘレ 〜優しきハワイ大地のギター〜」
ハワイの大地を感じさせる大らかなギターとボーカル。
これぞリアル・ハワイアン・ミュージックの決定盤!

■本作について

2度の来日で、多くのファンを獲得した、ハワイを代表するギタリスト、レイ・カーネの代表作です。

(1994年8月号のミュージックマガジンでの中村とうよう氏の評価は9点と高い評価でした)

2回の来日公演を行い、日本でも多くのファンを獲得したレイ・カーネはカウアイ島に生まれ、オアフ島のナナクリで漁師の息子として育ちました。自分が捕って来た魚と引き替えに、ギターを教えてもらったと言うエピソードはあまりにも有名です。
レイのボーカルは、長くハワイの潮風を浴びて来たような、少しハスキーで味わい深いものであり、素朴で飾らないギターと相まって、ハワイのロコ(観光地ではない、ハワイの地元そのもの)のフィーリングを伝えます。
ワイキキやホノルルとは違う、ゆったりとしたハワイの空気を運んで来る、まさにリアル・ハワイアン・ミュージックの決定盤です。


■収録曲

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レイのオリジナル曲として、多くのギタリストがカヴァーしている、アルバム表題曲の「プナヘレ」をはじめ、ハワイアンのヒット曲「モーニング・デュー」、ハワイのお別れの歌として有名な「ハワイイ・アロハ」など聴き所満載です。

1. ワイアナエ・スラック・キー・フラ
ワイアナエはオアフ島にあり、レイが住むナナクリの町その地域にあります。
2. パウオア・リコ・カ・レフア *
ホノルル近郊のヌフアヌ・ヴァレーにあるのがパウオアという地域です。リコ・カ・レフアは“レフアのつぼみ”の事です。
3. プア・サディニア
曲のタイトルは“クチナシの花”を意味します。
4. 5曲メドレー:ケアロハ/パパコレア/エ・フリフリ・ホイ・マイ/マウナ・ロア/プア・マカハラ
美しい古典ハワイアン作品のメドレー曲です。「ケアロハ」と「パパコレア」はハワイを代表するシンガー、ジェノア・ケアヴェに敬意を表して演奏しています。
5. マイ・アエ・イ・カ・ヘワ
この曲は古いヒメニ(賛美歌)です。
6. プナヘレ
レイ・カーネの最も有名なオリジナル曲です。多くの演奏者によってレコーディングされています。1938年に作られました。
7. ナネア・コウ・マカ・イ・カ・レアレア
この曲のタイトルはいくつかの翻訳がありますが、その1つは「あなたの表情は喜びにゆるんでいる」です。
8. モーニング・デュー
偉大なウクレレ演奏者、エディ・カマエによって書かれた、ハワイを代表するヒット曲です。
9. フラ・オ・マキイ *
カウアイ島東海岸のカパのリーフを去って行くマキイという名の船のことを歌っています。
10. ナニ・ホオマナオ
この曲のタイトルは「美しい思い出」または「甘い思い出」を意味します。
11. ハワイイ・アロハ *
ハワイのお別れの曲であり、ハワイで最も知られた賛美歌です。
12. ウア・ノホ・アウ・ア・クパ *
この曲のタイトルは「私はあなたの顔に慣れて来た」で、レイの優しいボーカルと美しいギター演奏が大変印象に残ります。

全12曲(収録時間45:38)
*印はボーカル曲、それ以外はインストゥルメンタル曲です。



■レイ・カーネ プロフィール

スラック・キー・ギターの第一人者として広く知られているレイ・カーネは、甘くソウルフルなギターと、オールド・スタイルの表現力豊かなそのヴォーカルで、伝統的ハワイアン・ミュージックのエッセンスを見事に今に伝えています。1925年にカウアイ島に生まれ、オアフ島のナナクリで漁師の息子として育ったレイは、9歳の時に自身が取って来た魚と引き変えに、ギターを教えてもらう事になりました。
1961年に初レコーディング、1987年にはアメリカ国立芸術基金の国家遺産フェローシップ賞を受賞しています。 1995年、1996年と2回来日公演を行いました。
日本を代表するスラック・キー・ギタリスト、山内雄喜との共演でも知られています。