「オ・ソレ・ミオ」「帰れソレントへ」──
世界初! ナポリ民謡の名曲をジャズ・サウンドでカヴァー!
■本作について
ジャズとナポリ民謡が幸福なマリアージュをした素晴らしいアルバムです。
「オ・ソレ・ミオ」、「帰れソレントへ」を始めとするナポリ民謡のスタンダード曲ばかりを収録しました。アルバム制作の意図は、伝統的なナポリ民謡にジャズ・アレンジを施す事により、さらに多くの人々にナポリ民謡を聴いてもらいたい事。そしてナポリ民謡のさらなる魅力を発見してもらいたい事です。
初夏の爽やかな風を感じさせる「オ・ソレ・ミオ」のアレンジなど、ひと味違うナポリ民謡、そしてイタリアン・ジャズの魅力をお聴き下さい。
■収録曲
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- 1. オ・ソレ・ミオ
- 「私の太陽」という意味を持つ、ナポリ民謡を代表する曲。
- 2. ヴォーチェ・エ・ノッテ(夜の声)
- 1903年に生まれたこの曲は、作詞者エドゥアルド・ニコラルディの愛の苦悩を描いている。
- 3. 帰れソレントへ
- 1902年作のナポリ民謡の代表曲。インペリアル・ホテル・トラモンターノのCM曲(世界初のCM曲との説もあり)。
- 4. ラクレメ・ナプレターネ(ナポリの涙)
- 1925年作。原題は「ナポリ男の涙」の意味。
- 5. オ・パエーゼ・ド・ソーレ(太陽の土地)
- 1925年作。ナポリを長らく離れていた男の、帰郷の喜びを描いている。
- 6. オ・スルダート・ンナモラート(恋する兵士)
- 1915年作。出征した兵士が故郷に残して来た恋人の事を想う内容。
- 7. スカプリッチャティエッロ(ふぬけ男)
- 1954年作。映画「野生の息吹き」の主題歌として有名。
- 8. アッカレッツァメ
- 1954年作。1955年にテディ・レーノが歌い話題になる。
- 9. コンメ・ファチェッテ・マンメータ(お母さんどうしたの?)
- 1906年作。母親と娘の親子愛を描いている。
- 10. マリア・マリ
- 1899年作。ナポリ民謡のスタンダード曲であり、愛する女性マリアに対するラブソング。
ボーナストラック
- 11. オ・マレナリエッロ(舟人の歌)
- 1893年作。バルカローレ(舟歌)と呼ばれ、手漕ぎ船の上で口ずさむ曲。
- 12. マレキアーレ
- 1885年作。タイトルはナポリ郊外にあるマレキアーレ海岸の事。
※M1~10はビゼオ・サンジュスト・カルテットのファースト・アルバム収録曲。M11~12はセカン
ド・アルバム収録曲であり、日本盤はボーナス・トラックの扱いになります。
※本アルバムの日本盤ライナーノート執筆者、片山伸氏の文章を参考にさせて頂きました。
■メンバー紹介
- ジャンニ・サンジュスト:
- クラリネット■1934年ローマ生まれ。チェット・ベイカーやリー・コニッツなど著名なジャズマンとの共演を重ねた、まさにイタリアン・ジャズシーンの生き字引とも言えるミュージシャン。
- リッカルド・ビゼオ(バンドリーダー):
- ピアノ・ビブラフォン・キーボード■1959年ローマ生まれ。トニー・スコット、ステファン・グラッペリなど多くの著名ミュージシャンとの共演のほか、「マイ・フェア・レディ」のイタリア公演の音楽監督も務める。
- マウロ・バッティスティ:
- コントラバス■ローマ生まれ。ニューヨークでリー・コニッツ、ジョー・パス等と共演した、ローマでは売れっ子のベーシスト。
- カルロ・バッティスティ:
- ドラムス■70年代からロックバンドのドラマーとして活躍した後、ジャズに転向して現在に至る。