クレール・エルジエール
「パリ、愛の歌 第2楽章~永遠のシャンソン名曲集~」
2008年リリースの前作同様、長く歌い継がれてきたシャンソンの名曲に、新たなる生命を与えようと試みたのが、本作にも引き継がれたコンセプトです。
フレッシュでまっすぐな歌唱が前作で大いに注目されましたが、今作ではその歌唱により磨きが掛かると共に、さらに情感豊かな表情がそこに加わりました。
プロデューサーは前作同様、ギタリストのドミニック・クラヴィク。彼のギターと、フランスを代表するアコーディオン奏者ダニエル・コランに加えて、ピアノにはグレゴリ・ヴー、コントラバスにはジャズシーンでの活躍も注目のジャン・フィリップ・ヴィレ、そして今年で80歳になるアコーディオン奏者ジャン・コルティ等、熟練のミュージシャン達が素晴らしいアンサンブルを奏でています。
また日本と沖縄文化に関心があるドミニックのアイディアで、尺八と三線が入っているのも聞き所です。
永遠のシャンソンの名曲を、フレッシュな歌唱とサウンドでお楽しみ頂けるアルバムです。
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Voix : Claire Elziere
Dominique Cravic (guitares, banjo, ukulele)
Daniel Colin (accordeon, bandoneon)
Gregory Veux (piano, fender Rhodes)
Jean-Philippe Viret (contrebasse)
Jean-Michel Davis (batterie, xylophone)
Bertrand Auger (saxophones, clarinettes)
Jean Corti (accordeon)
Fay Lovsky (voix, ukulele)
Kazutoshi Negishi (sanshin)
Yosuke Irie (shakuhachi)
クレール・エルジエールは1971年8月24日パリで生まれた。
数年間、楽器(リコーダ、ピアノ)を演奏したり、様々な合唱団に繰りかえし参加した後、クレールはシャンソンの世界に飛び込む。
1997年にクレールはパリ、シャンソンアトリエ(クリスティアン・ダントゥ運営)のショウの最中にピエール・ルーキ(50年に及ぶ作詞とショウの実績があるアーティスト)に見出される。
同じ年、彼女はうわさの輝かしいピアニスト、グレゴリ・ヴー(彼はその前は作詞家、作曲家、演奏家であった)に出会う。(今作のピアノは全てグレゴリ・ヴーの演奏。)
1999年にはモントーバンのフェスティバルにて、ジュリエット・グレコの前で歌い、絶賛される。
2003年にはファースト・アルバムがピエール・バルーによって創設されたレーベル「サラヴァ」からリリースされる。
2007年にはアコーディオニスト、ダニエル・コランのリーダーアルバム「フレンチ・カフェ・ミュージック・パリ・ミュゼット2~セーヌ川左岸のロマンス~」にて3曲ボーカルナンバーを披露。続く同年12月のアルバムリリースライブにもゲスト参加し、「ミロール」他シャンソンのスタンダード・ナンバーを歌い、大絶賛される。
2008年にはセカンド・アルバムであり、また日本ではデビュー・アルバムにあたる「パリ、愛の歌~永遠のシャンソン名曲集」をリリースし、ヒット作となる。
2009年春にはピエール・ルーキーの詞に曲を付けたアルバムをリリース。そして今回、4枚目のオリジナル・アルバムがリリースになる。
また今作のプロデューサー、ギタリストであるドミニック・クラヴィク率いるグループ“レ・プリミティフ・デュ・フュチュール(未来の原始人たち)”のメンバーとしても活躍している。