オキナワ・クラブミュージックシーンを代表するユニットが、さらに進化したサウンドをお届けします!
■本作について
ダブ、ヒップホップ、アフロビート、ラウンジグルーブなど多彩な音楽要素と沖縄音楽をミックスチャー! 琉球ワールド全開の新作!
※「ウムイ」とは沖縄方言で「想い」の事。
琉球アンダーグラウンドはアメリカ人、ジョン・テイラーとイギリス人、キース・ゴードンが1998年に沖縄で出会った事からスタートしたユニットです。2002年リリースのファーストアルバムで展開された、沖縄音楽とクラブミュージックの大胆な融合は、当時の音楽シーンに大きなインパクトをもたらし、その後、琉球ディスコ等多くのオキナワ・クラブミュージックシーンで活躍するアーティスト/ユニットが誕生しました。
本作は2006年4月リリースの「シマデリカ」以来の待望の新作です。今作のタイトル「ウムイ」(想い)についてメンバーは以下のように述べています。
「“ウムイ”という沖縄の言葉はとても大切な言葉だと思う。人と人との“ウムイ”、自然に対する“ウムイ”、文化に対する“ウムイ”。“ウムイ”には“想い”という意味だけでなく、尊敬や理解、そして深い親愛の情が含まれていると思う。僕ら外国人が沖縄の音楽にアプローチする時には、この“ウムイ”という言葉に込められた気持ちを大切にしたいと思ったんだ。」
メンバーがセレクトした今回の収録トラックは、沖縄のわらべ唄が全10曲中半分を占めています。ボーカルにはセカンドアルバム収録の「花~すべての人の心に花を~」など、琉球アンダーグラウンドのアルバムには欠かせない大東島出身の内里美香、そしてオキナワ・クラブミュージックの若手ユニット“琉球ディスコ”でも活躍の仲村奈月、沖縄民謡界期待の若手唄者・上間綾乃、そして5曲目には長堂ミツ子が参加しています。
■収録曲
試聴 クリックでウインドウが開きます。
- 1.Kajimaya(風車)―Lounge Groove
- 古くからの沖縄のわらべ唄「花の風車」をモチーフにしたトラック。「沖縄民謡とラウンジスタイルのファンクビートとのミックスを試みました。」
- 2.Miyarabi Yunta(美童ゆんた)―Trip Hop
- 名曲「芭蕉布」など多くの沖縄音楽を作曲した普久原恒勇作による曲をモチーフに。「3人の沖縄民謡女性シンガーの情熱的なボーカルをベースに、ダークなヒップホップビートを加えました。」
- 3.Urizun(ウリズン)―Electro Dub/Dubtronica
- 1960年代に作られたわらべ唄の名作「ちんぬくじゅうしい」をモチーフに。ウリズンとは冬が終わってようやく春の予感がし始めた頃の事。「夏の夕暮れと日の出を連想させる様なサウンド。スペーシーでクリーンなダブグルーブをお聞き下さい。」
- 4.East Town Dub(イースタン・タウン・ダブ)―Dub
- 八重山民謡の「あがろーざ」をモチーフに。「ヘビィなダブのスタイルによるトラックです。」
- 5.Ahabushi(安波節)―Trip Hop
- 沖縄民謡「安波節」をモチーフに。「ダークなヒップホップのグルーブによるトラックです。夜中、コザの裏通りから聞こえて来る民謡と、ソリッドなビートとの融合をイメージして下さい。」
- 6.Umaku Kamade(ウーマクカマデー)―Afrobeat Dub
- 1960年代に作られたわらべ唄の名作「ウーマクカマデー」をモチーフに。「アフロビートのリズムにラウンジスタイルの陽気なグルーブ。茶目っ気たっぷりな子供が好きそうなトラックに仕上げました。」
- 7.Wattatine(わったちねー)―Dub
- 2005年リリースの「よなは徹プレゼンツ ウチナーわらべうた」の為に作られた沖縄わらべ唄の新作。「3人の女性シンガーによるシンプルなルーツソング。トリッキーなダブのグルーブに、中国の楽器を乗せました。沖縄と中国の古くからの交流に想いを馳せてこの曲のサウンドを考えました。」
- 8.Zamami(ザマミ)―Downtempo Lounge Exotica
- 「夏のビーチで聞こえて来たら最高なラウンジトラックです。古い中国のメロディとサウンドをトラックに加えました。いにしえの時代、中国からの使者を迎えた琉球王朝が、この様なメロディーを奏でて歓迎の意を表したのでは、と想像しながら作りました。」
- 9.Hanjo Bushi(繁盛節)―Electro beat new wave
- 古くからの沖縄民謡「繁盛節」をモチーフに。「エレクトロヒップホップと民謡が出会ったトラックです。」
- 10.Paikaji(パイカジ)―Futuristic Electronic Glitch
- 「パイカジとは夏の到来を告げる、南からの暖かい風のことです。キーボードのアルペジオは沖縄の海に映る太陽のキラメキを表現しています。このトラックで聞かれる少し壊れた様なエレクトロニックサウンドは、私達がデビュー当時から作っていた“RU(RYUKYUの略)サウンド”とも呼べるもので、今回それを少し焼き直して提示してみました。
■参加ミュージシャン
- 琉球アンダーグラウンド
- ジョン・テイラー:ギター、ベース、三線、キーボード、ドラムス、パーカッション、エフェクト類。
キース・ゴードン:キーボード、キーボード・ベース、ドラムス、パーカッション、エフェクト類。
- ゲスト・ミュージシャン
- 内里美香、仲村奈月、上間綾乃:歌、三線
長堂ミツ子:歌(M5)
よなは徹:三線、琉琴、島太鼓