レナ・マシャード
「ハワイアン・ソングバード」
LENA MACHADO "HAWAIIAN SONG BIRD"
伝説の男性アーティスト、ギャビー・パヒヌィと並ぶハワイ音楽を代表する女性アーティストがレナ・マシャードです。
1903年ホノルルに生まれ、マンゴーの木に登って歌っている所を、ラジオ局のプロデューサーの耳にとまり、18歳でデビューします。その美しい歌声はハワイのソングバードと称えられ、1934年には時のアメリカ大統領ルーズヴェルトの前で歌い、ハワイにレナ・マシャードありと広く認知されました。またソングライターとして今も歌い継がれている100曲以上の作品を書き、独自のスタイルによるファルセットとその歌唱法は多くのシンガーに影響を与えました。
スラック・キー・ギターの名手レイ・カーネの妻、イローディア・カーネはレナ・マシャードに関して
「私は数えきれない程のさまざまなアーティストに心引かれて来ました。その中でもレナ・マシャードのスウィート・ヴォイスは鮮明に記憶しています。彼女の甘く美しい声に感銘を受けた事は後年、彼女こそ真の意味での“ハワイアン・ソング・バード”だったのだと思い至りました」
とコメントを寄せています。尚、イローディアはその気持を形にした作品として「トリビュート・トゥ・レナ・マシャード」(RES-29)を1999年にリリースしています。
レナ・マシャードのアルバムの中でも一番の名盤とされる1962年12月にリリースされた「HAWAII’S SONG BIRD」の全曲がM6~M17です。歌唱、演奏、アレンジ全てに於いて素晴らしい仕上がりです。M2~M5は1935年、ハワイアン・スチール・ギターの名手、ソル・ホオピイと彼のバンドとの録音が収録されています。M1はレナ・マシャードが初めて一般発売を目的としてレコーディングしたトラックです。尚M1を除く全曲はレナ・マシャードのオリジナル曲です。
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M1:初の商業レコーディング作品
M2~5:1935年の録音。スティール・ギター:ソル・ボオピイ
M6~17:1962年の録音。アルバム「Hawaii’s Song Bird」より。
録音:サウンズ・オブ・ハワイ・スタジオ(ホノルル)
M1を除く全曲、作詞・作曲:レナ・マシャード