キャシー・クラレ

「水とコーラとフレガスエロの洗剤」

Cathy Claret "Agua Cola Cola, Fregasuelo Verde"

ウィスパー・ボイスの歌姫による、躍動感溢れるポップ・フラメンコナンバー!

■本曲について

フレンチ・ポップとフラメンコがミックスした、ポップ・チューン!
2022年10月19日、ニュー・アルバム「これがわたし」をリリースしたキャシー。
アルバム冒頭を飾るのは「水とコカ・コーラとフレガスエロの洗剤」。
一度聴いたら忘れられないナンバーであり、Spotifyのチャートにもランクインしましたが、残念ながら「コカ・コーラ」の商品名が入っている為、日本ではオンエアー出来ませんでした。(海外では、オンエアーされています)
これを知ったキャシーが、日本のリスナーの為に、「コカ・コーラ」の部分を「コーラ」と歌い直したのが、本曲になります。

「この曲のプロデューサー、チェの奥さんがショートメールで彼に送った買い物メモを拝借したの! ひと目みて「アグア コカコラ フレガスエロ・ベルデ」という言葉の響きに感動して採用した。
水、コカ・コーラ、床拭き掃除用液体洗剤フレガスエロ、どれも最低限の必需品でしょ。子沢山の家庭を切り盛りする女性たちの日常が反映されているの。ノリのいいフラメンコのリズムやかけ声に、日々の暮らしに負けないロマの活力を感じて欲しいわ」

──キャシー・クラレ


■キャシー・クラレ プロフィール

パリで生まれ、その後南フランスのニームに移り住む。
幼少期から思春期まで家族と一緒にバルセロナ、セビージャ、マドリッドなど3大陸29都市を転々とし、転校は20回以上に及ぶボヘミアンのような暮らしをしていた。その後母が若くして亡くなり、父と放浪を繰り返す中、16歳の時にフランスとスペインを行き来するロマの大家族に「10人目の娘」として迎え入れられ、18歳の時、大家族と共にスペインに拠点を移した。

キャシーが音楽にどっぷり浸かる生活をスタートさせたのは、ロマの大家族に出会ってからである。ロマが奏でる音楽に興味を持ち、16歳でフルート、続いてエレキベースと独学で次々と楽器をマスターして行く。その後オリジナル曲のデモテープをヴァージン・フランスに送り、1987年に同レーベルよりデビューする。

彼女の音楽を個性付けているのは第一にそのウィスパー・ボイスであり、カヒミ・カリィが最も影響を受けたアーティストと公言している。

日本ではベルギーのクレプスキュール・レコードからリリースされた1990年のアルバム「あなたに」と91年のアルバム「風に抱かれて」で広く知られるようになり、91年には初来日をした。
1990年代前半にブームとなった“渋谷系”の音楽シーンでもそのウィスパー・ヴォイスは注目を集め、早瀬優香子が楽曲をカヴァーするなどした。
世界的にはフラメンコ界の大スターであるライムンド・アマドールとB.B.Kingがキャシーのオリジナル曲「BOLLERE」をカヴァーして大ヒットを記録。
2000年、03年、05年、06年、07年にもアルバムをリリース。
15年リリースのアルバム(日本盤は16年にリリース。タイトルは「世界で一人ぼっち」)は日本を含む世界で高い評価を受ける。
2017年にはアルバム「プリマヴェーラ」をリリースする。
現在も世界中からリスペクトされるウィスパー・ヴォイスの歌姫として精力的に活動中。


■「希望の光」歌詞対訳

作詞・作曲:キャシー・クラレ
対訳:松倉真理

水とコーラとフレガスエロの洗剤
水とコーラとフレガスエロの洗剤
水とコーラとフレガスエロの洗剤
水とコーラとフレガスエロの洗剤

地平線を見てみたい
意識を飛ばしてしまいたい
自由にまかせて行ってしまいたい
自分の運命を変えてみたい

※ わたしが 違う世界の人間だというだけで
違う町から来たというだけで
お金持ちじゃないというだけで
わたしには心がある それがすべて

※ 繰り返し

水とコーラとフレガスエロの洗剤
水とコーラとフレガスエロの洗剤
水とコーラとフレガスエロの洗剤

わたしのことが 見えないでしょう?
あなたのために 存在しているわけじゃないもの
わたしは 透明な存在
ここの人たちと同じように

ラップ※ バリオ・ラ・ミナ
バリオ・デ・アルテ
カサ・トゥネスやサンロケ
ラス・トレスミル

※ 2回繰り返し

かけ声※ オーレ キャシー
ロマの娘 アルサ バモス
オーレ キャシー

※※水とコーラとフレガスエロの洗剤
水とコーラとフレガスエロの洗剤
水とコーラとフレガスエロの洗剤
水とコーラとフレガスエロの洗剤

※※繰り返し

かけ声※ オーレ キャシー
ロマの娘
すてきな美人さん
アルサ バモス ジャ
オーレ

※ラップパートはスペイン各地のロマの人々が住む地域名。