琉球アンダーグラウンド
「Okinawa Lounge」【マキシシングル】
沖縄民謡とクラブ・ミュージックを初めて融合させたアメリカ人のジョン・テイラ-とイギリス人のキース・ゴードンの2人から成るユニット、琉球アンダーグラウンド。
本マキシシングルのM-1はパトリック・フォージ率いる人気ユニットDa Lata*による、セカンドアルバム収録の沖縄民謡「Kuijin nu hana」のリミックス。ゲストにKYOTO JAZZ MASSIVEのサポートメンバーとしても知られているヨシザワ・ハジメが参加。パーカッションの響きが最高のフュ-チャージャズに仕上がっています。
M-2の「kanasando」は、2004年2月にリリースされたフランス発人気コンピ「BUDDHA BARⅥ」の為にメンバーが新たにリミックスした最新ヴァ-ジョン。ワールドラウンジスタイルのナイスな仕上がり。
ディミトリ・フロム・パリやエールと並び称される人気と実力を兼ね備え、リミキサーとしても引っ張りだこのKid Loco*がリミックスしたM-3「Akata Sundunchi」はダウンテンポスタイル。M-4はM-3のインスト・ヴァ-ジョンを収録。
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Total Time:23分54秒
※ オリジナルミックスは2ndアルバム「Mo Ashibi〜毛遊び〜」に収録されています。
※ M-2,M-4はアルバム「Ryukyu Remixed」未収録。
アメリカ、カリフォルニア生まれのジョン・テイラーとイギリスニューキャッスル生まれのキース・ゴードンが1998年10月、沖縄で出会った事からユニットがスタート。
ジョンがレコードショップでワールドミュージックのバイヤーを担当していた時、喜納昌吉のアルバムと出会い、その後ネーネーズのアルバム「コザdabasa」を聴いて沖縄に関心を持つ。彼はラジオの選曲やミュージシャンとしても活躍しており、ジャマイカのDJ/シンガー、Uロイの全米ツアーではギタリストとして参加している。
一方、キースはDJ/リ・ミキサー(「ツイン・ピークス」のテーマソングのリ・ミックス等を手掛ける)として活躍。オーストラリア在住時“りんけんバンド”と出会いその後大阪に移り住み、ネーネーズや喜納昌吉のライブに足を運び沖縄音楽と親しんだ。現在は沖縄在住。
2002年3月に1stアルバム「琉球アンダーグラウンド」をリリース。このアルバムは沖縄民謡とクラブミュージックが融合した、エポック・メイキングな作品であり、後のミュージックシーンに大きな影響を与える。2003年に喜納昌吉の「花」をクラブサウンドでリメイク。同年4月に2ndアルバム「Mo Ashibi〜毛遊び〜」をリリース。さらに2004年6月には、世界的なクリエーター、kid loco(フランス)、Da Lata(イギリス)、Junkie XL(オランダ)、Bill Laswell(アメリカ)らが参加し、上記ファースト&セカンドアルバムをリミックスした2枚組の大作「Ryukyu Remixed」をリリースし、大きな話題となる。2005年3月には初のミックス・コンピレーションCDをリリース。琉球アンダーグラウンドと同じ地平(ワールド・ミュージックとクラブ・ミュージックの融合)に立っている、世界中のクリエーター達の楽曲を取り上げた。2006年には60年代のロック、サイケデリックサウンドと沖縄民謡を融合させたサードアルバム「シマデリカ」をリリースする。
パトリック・フォージ率いる Da Lata は、イギリスのロンドンを拠点にしたユニット。クラブDJとしてブラジル音楽を読み解き、ボサノヴァやサンバのアコースティックな音楽面をクラブ・フレンドリーなサウンドにしていくのがDa Lataの最大の特徴でもある。グループとしての活動のほか、フェミ・クティやU.F.O.らのリミックス、MONDAY満ちるのアルバム制作などでも活躍中。2004年2月に青山blue noteにて来日公演を果たしている。
Kid Locoことジャン・イヴ・プリユールは、96年、パリのクラブ・シーンを代表するレーベルより「Blues Project」にてデビューを果たす。アコースティックギターやピアノなどの生音を導入し、ブレイクビーツやジャズ、ボサノヴァの要素をオーガニックなラウンジサウンドに再構築していく彼のサウンドによって、エールやディミトリ・フロム・パリと並び称されるほどの人気を獲得し、売れっ子リミキサーとしても引っぱりダコのアーティストである。これまでに、パルプ/パステルズ/タルヴィン・シン/嶺川貴子/モグワイ/セイント・エティエンヌ/サイレント・ポエツ/ハイ・ラマズなどの楽曲のリミックスを手掛けている。