登川誠仁

「忠孝の歌」【マキシシングル】

「忠孝の歌」
映画『ナビィの恋』に続き、『ホテル・ハイビスカス』にも出演。沖縄のおじぃと言えばこの人、登川誠仁が放つ大注目マキシ・シングル!

■本作について

沖縄県内で大評判の『泡盛の忠孝』CM曲、「忠孝の歌」を表題にした作品です。
近年の映画出演で、演技には定評のある 登川誠仁が、このCMでは出演のみならず、タイアップ・ソングまで作ってしまいました。“二合瓶、三合瓶でも足りない。気が付けば、やれやれ一升瓶を買ってしまった。どんな時にも欠かせない忠孝、忠孝”と、ここまで商品名を連呼する、タイアップ・ソングはあまりなかったと思いますが、これも愛飲家ならではの事でしょう。 今回のレコーディングは、CMでこの曲を聞いた、多くの方からのリクエストによって実現しました。
今作のレコーディング時のコメントを紹介しましょう。
『あれをやってくれ、と言われても忘れる事がある。この曲もコンサートでやってくれと言われるんだが、良く覚えていない事がある。そんな時は“このCDを買って聞きなさい”と言うんだ。この曲は、もてそう(人気が出そう)な曲である。ある人がわしに聞いて来た。私ももてる歌を作ろうとしているのだが、どうしたら作れるのか?と。わしは言ってやったよ。“あんたとわしの頭は違うから無理だ”と。この曲は“飲んべえ”が作る歌だよ。おかしければいい、それでいいんだ。』
カップリングには、久し振りに三線の早弾きが聴ける、素晴しい2曲を収録。


■収録曲

試聴 クリックでウインドウが開きます。

1. 忠孝の歌 (2:37) 作詞・作曲 登川誠仁
2. 早嘉手久節 (3:05) 沖縄民謡
3. チェ小チェ小 (3:01) 沖縄民謡


■登川誠仁プロフィール

1932年兵庫県尼崎市に生まれ、本島石川市東恩納に育つ。少年時代から音楽〜芸能の才に長け、親に隠れながら歌や三線を独学した。16歳で当時の主要劇団の一つであった松劇団へ地謡の見習いとして加わり、その後珊瑚座などの人気劇団で修業に励んだ。1957年、小浜守栄、喜納昌永らと共に琉球民謡協会を設立する。同年、神童と謳われた12歳の少年、知名定男が登川に弟子入りする。1970年声楽譜付の楽譜=工工四である民謡端節舞踊曲工工四を発表する。1998年、琉球民謡協会名誉会長となる。
1999年、準主役として登場した映画「ナビィの恋」が沖縄映画史上ダントツの人気をさらった。2002年には映画「ホテルハイビスカス」に出演。2004年には弟子の知名定男と大阪ドームで共演する。2008年、オリジナルソロアルバムとして約6年振りの作品「酔虎自在」をリリース。2010年にはアルバム「歌ぬ泉」を、2011年には2枚組ライブアルバム「登川誠仁ライブ!〜Just One Night at CAY 2010.8.29〜」をリリース。2012年には大城美佐子との共演作「デュエット」をリリース。2013年3月に死去。
主な受賞歴:琉球民謡協会第一回功労賞。沖縄県指定無形文化財に認定。