琉球アンダーグラウンド

「Ryukyu Remixed 」

「Ryukyu Remixed 」
万華鏡の如く展開される、素晴しいミックス満載の2枚組。ダ・ラタ、カシュカレイ、ビル・ラズウェル、キッド・ロコ等キラ星のクリエーターが参加!
桃源郷にようこそ!!

■本作について

今作は、ファースト、セカンドアルバム収録楽曲を、メンバー自身のリミックスを含めて、様々なクリエーターがミックスをした作品です。
オリジナルミックスを踏襲するのではなく、各クリエーターが自由な発想の元、全く新しいミックスを施しました。 クリエーターの人選は、全てメンバー自身が行いました。これまでに交流のあった人もいれば、ジャンキー・エクセルのように、メンバーのジョン・テイラーが以前から好きだったクリエーターに対して、今回はじめてアプローチをかけた例もあります。
昨年の7月頃から人選を含めての制作作業に入り、昨年末にはほぼ全ミックスが揃いました。メンバーの今プロジェクトに賭けるホットな想いが、各クリエーターをポジティブに動かした成果です。
エスニックラウンジ、アンビエントテクノ、ダブ、エスニックドラムン・ベースなど、まさに、万華鏡の如く展開されるサウンドは、どこまでも美しく、クラブミュージックの金字塔と言っても過言ではない程の素晴しい仕上がりです。Play it loud !


■収録曲

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DISC 1

1. Akata Sundunchi (赤田首里殿内) Kid Loco Mix
トリップホップスタイル・セカンドアルバム収録のわらべ唄
“ありがとう!!僕はジョンとキースから、彼らの素晴しいCDを受け取った。そこには僕がトライしてみたい素晴しいトラックが収録されていたよ。”──Kid Loco
セカンドアルバム収録のわらべ唄をミックスしたキッド・ロコは、パリ在住で、トリップ・ホップ、ダウンテンポシーンではよく知られたクリエーターであり、最近はバンドのプロデュースも手掛けています。
2. Shinkaichi (シンカイチ) Saru Remix
ダウンテンポスタイル・ファーストアルバム収録楽曲。
“とてもクールなトラックで気に入ったよ。””──Saru
サルはロサンゼルス在住のプロデューサーで、ダウンテンポをメインとしたDJであり、自分名義のアルバムをリリースしています。
3.Kuijin nu hana (恋尽ぬ花) Da Lata Mix 
フィーチャージャズスタイル・沖縄の若き歌姫、内里美香の名唱が素晴しいセカンドアルバム収録楽曲。
“琉球アンダーグラウンドのトラックにある沖縄のメロディと、沖縄の持つ素晴しいヴァイブレーション(island vibes) を感じながら今回仕事が出来た事は、僕にとって途方もない喜びでした。”──Patrick Forge
パトリック・フォージ率いるイギリスの人気ユニット、ダ・ラータ。ボサノヴァやサンバ等アコースティックなサウンドをクラブミックスするなど、そのオーガニックなサウンドには定評がある。
4.Soi Soi 2004 (ソイ ソイ 2004) Ryukyu Underground Mix
ディスコファンクスタイル
ファーストアルバムの1曲目に収録されていた楽曲をメンバー自身がリミックス。
5.Mo Ashibi (毛遊び) Jason Bentley Remix
アトモスフィリックブレイクススタイル
セカンドアルバムの表題作。ジェイソン・ベントレーは、ロサンゼルスをベースにしたDJ、リミキサーであり、メトロポリス(Metropolis)という最新のエレクトロニックミュージックを紹介するラジオ番組を長く続けています。
“畏敬の念を抱く程「毛遊び」のオリジナルトラックが好きでした。”──Jason Bentley
6.Seragaki (セラガキ) Junkie XL Remix
プログレッシブハウススタイル
セカンドアルバム収録のオリジナル楽曲。ジャンキー・エクセルはオランダ在住のアーティスト、プロデューサー、リミキサーであり、ナイキのCM(サッカー編) にも使用され話題を呼んだ、エルビス・プレスリーのリミックスを含むアルバムが、イギリスを始め世界24ヶ国で1位を記録しました。
“琉球アンダーグラウンドのトラックを今回リミックス出来た事は、とても素晴しい事だった。彼らはとても才能を持ったクリエーターだと思う。”──Junkie XL
11分を超える壮大なミックスです。
7.Sefa Utaki (斎場御獄) Lelonek Mix
エスニックドラムンベーススタイル
セカンドアルバム収録のオリジナル楽曲。レンロニックは、パーカッショニスト、作曲家、プロデューサーとして活躍しているドイツ人です。タルビンシンプレゼンッのアルバム、エジアンアンダーグラウンドでの仕事を始め、ワールドミュージックのアルバムの編集も手掛けています。
8.East is East (イースト・イズ・イースト) Chaos Luda Coral Mix
アンビエントスタイル
セカンドアルバム収録のオリジナル楽曲。ケイオスルーダは、名古屋と沖縄出身の2組によるユニット。沖縄在住のアーティスト“日出克”のリミックスを始め、ユニークで美しいサウンド・スタイルを確立しています。
9.Koi no Michi Kusa (恋の道草) Bill Laswell Remix
ダブスタイル
ビルの弾くベースを前面に出した、ダブミックスヴァージョン。ビル・ラズウェルは、1970年代初期より活躍するミュージシャン、プロデューサーであり、マイルス・ディビス、ボブ・マーリィー、フェラ・クティ等数多くのアーティストのリミックスを手掛けています。

DISC 2

1.Yanbaru Birdcall (ヤンバル バードコール) Rohan Mix
エスニックラウンジスタイル
ファーストアルバム収録のオリジナル楽曲。インディアンとカリビアンの血を引く、アメリカのアジアン・マッシブ・シーンで有望なクリエーターの1人です。女性のヴォーカルがチャーミングなトラック。オリジナルミックスとは全く違う魅力的なナンバーです。
2.Kanasando (かなさんどー) Brown Sounds Remix 
エスニックラウンジスタイル
セカンドアルバム収録、沖縄民謡のヒット曲。ワシントンを拠点に活躍するプロデューサーである、インドとアジアンサウンドをミクスチャーしたヴァラエティー豊かなコンテンポラリーサウンドを作り出しています。2004年デビューアルバムをリリース予定。
3.Ashibi shongane (アシビションガネー) Richard kirk Remix
アンビエントテクノスタイル
ファーストアルバム収録楽曲。
“listening ( and enjoying very much ) the cds”──Richard kirk
エレクトロのジャンルに於けるパイオニアであり、第一人者の一人です。イギリスのシェフィールドにある自身のスタジオから、多数のアルバムを制作し、リリースしています。「インダストリアルミュージック」のムーヴメントを生み出した“キャバレー・ヴォルテール”のオリジナルメンバー。
初の沖縄ミーツエレクトロスタイル!?
4.Agarijo (東門) Sharaab Remix
ワールドフュージョンスタイル
ファーストアルバム収録楽曲。ヴォーカルは、元ネーネーズの吉田康子。
アトランタをベースに作曲家、プロデューサー、アジアンマッシブシーンに於けるミキサーとして活躍しています。タルビンシン、カシュカレイといったアーティストと仕事をしており、昨年末にデビューアルバムをリリースしました。
5.Hana (花〜すべての人の心に花を〜) Ryukyu Underground Mix
プログレッシブブレイクスタイル
2003年3月リリースのマキシシングル「花〜すべての人の心に花を〜」収録トラック。ダイナミックなミックスとサビのリフレインが印象的なトラック。ヴォーカルは若き沖縄の歌姫、内里美香。
6.Seragaki  (セラガキ) Karsh Kale Remix
ワールドフュージョンスタイル
セカンドアルバム収録楽曲。
“2002年はじめて琉球アンダーグラウンドのトラックを聞いて以来、今に到るまで私が聞いてきた数々の アーティストのトラックの中でも、際立って印象に残っているトラックだよ。”──Karsh Kale
今日のアメリカに於けるワールドミュージックシーンで最も良く知られたアーティストの1人であり、タブラ奏者の実力者である。“タブラビートサイエンス”にビル・ラズウェルらと参加する他、素晴しい作曲家、プロデューサーとして活躍している。2枚のソロアルバムをリリース。このミックスもタブラの音からスタートします。
7.Mo Ashibi Breaks (毛遊びブレイクス) Ryukyu Underground Mix
プログレッシブブレイクスタイル
セカンドアルバム収録楽曲をメンバー自身がリミックス。
8.Koza Riot (コザ暴動) Depth Charge Mix
アブストラクトヒップホップスタイル
ファーストアルバム収録のオリジナル楽曲。イギリスをベースにした、J. Saul Kaneのユニットです。テクノを中心にブレイクビーツまで、ユニークなサウンドを作り出している。タイトルからイメージしたのか、群集のシュプレキコールからトラックがスタートします。
9.Soi Soi  (ソイ ソイ) Dub farm Mix
ダブスタイル
ファーストアルバム収録楽曲。ニューヨーク在住のクリエーターであり、テクノダブや、ジャマイカンダブとは違う独自なスタイルを、ルーツレゲエとエレクトロニックサウンドのミックスを試みながら作り出しています。
10.Akata Sundunchi (赤田首里殿内) アコースティックバージョン
セカンドアルバム収録のわらべ唄を、内里美香のヴォーカルをメインにしたシンプルなヴァージョンです。ミックスは琉球アンダーグラウンドのメンバー2人。


■琉球アンダーグラウンド プロフィール

アメリカ、カリフォルニア生まれのジョン・テイラーとイギリスニューキャッスル生まれのキース・ゴードンが1998年10月、沖縄で出会った事からユニットがスタート。
ジョンがレコードショップでワールドミュージックのバイヤーを担当していた時、喜納昌吉のアルバムと出会い、その後ネーネーズのアルバム「コザdabasa」を聴いて沖縄に関心を持つ。彼はラジオの選曲やミュージシャンとしても活躍しており、ジャマイカのDJ/シンガー、Uロイの全米ツアーではギタリストとして参加している。
一方、キースはDJ/リ・ミキサー(「ツイン・ピークス」のテーマソングのリ・ミックス等を手掛ける)として活躍。オーストラリア在住時“りんけんバンド”と出会いその後大阪に移り住み、ネーネーズや喜納昌吉のライブに足を運び沖縄音楽と親しんだ。現在は沖縄在住。
2002年3月に1stアルバム「琉球アンダーグラウンド」をリリース。このアルバムは沖縄民謡とクラブミュージックが融合した、エポック・メイキングな作品であり、後のミュージックシーンに大きな影響を与える。2003年に喜納昌吉の「花」をクラブサウンドでリメイク。同年4月に2ndアルバム「Mo Ashibi~毛遊び~」をリリース。さらに2004年6月には、世界的なクリエーター、kid loco(フランス)、Da Lata(イギリス)、Junkie XL(オランダ)、Bill Laswell(アメリカ)らが参加し、上記ファースト&セカンドアルバムをリミックスした2枚組の大作「Ryukyu Remixed」をリリースし、大きな話題となる。2005年3月には初のミックス・コンピレーションCDをリリース。琉球アンダーグラウンドと同じ地平(ワールド・ミュージックとクラブ・ミュージックの融合)に立っている、世界中のクリエーター達の楽曲を取り上げた。2006年には60年代のロック、サイケデリックサウンドと沖縄民謡を融合させたサードアルバム「シマデリカ」をリリースする。