ソウル・フラワー・ユニオン

「ハイ・タイド・アンド・ムーンライト・バッシュ・ ベストライブ1999」

Soul Flower Union "High Tide And Moonlight Bash"

「ハイ・タイド・アンド・ムーンライト・バッシュ・ ベストライブ1999」
ソウル・フラワー・ユニオン初のライブ・アルバム。
ニューエスト・モデル、メスカリン・ドライブ時代の名曲も含む全14曲、75分!

■本作について

ニューエスト・モデル、メスカリン・ドライブ時代を振り返っても、ライブ・アルバムのリリースは一度もありませんでした。まさに待望の1枚と言えるでしょう。しかも収録曲はニューエスト時代から代表曲2曲、メスカリン時代から1曲、そしてソウシャリスト・エスケイプアルバム収録曲を含む、ソウル・フラワー・ユニオン代表曲のオンパレード。併せて、アイルランド・ミュージックのドン、ド-ナル・ラニ-を加えての 「満月の夕」を収録しました。
「雑種天国」から9分を超える大作「もののけと遊ぶ庭」までライブバンド、ソウル・フラワー・ユニオンの真骨頂を見せた一枚。

■中川敬からみな様に⋯⋯

満潮、そして月光の騒乱
かねてからソウル・フラワー・ユニオン(SFU)の実況録音盤には興味があった。“真打ち”はそれしかないのではあるまいか、と。
今作はこの一年間のベスト・テイク集であり、また、“本気”という意味で〈ウインズ・フェアグランド〉に続くSFUのニュー・アルバムだ(第一期SFUの集大成とも言える)。
現在、マスタリングを終えて、静かな喜びと驚きがある。間違いなく、今作はSFUの現時点での最高傑作であり、と同時に、真夜中の高速をカーステ大音量でブッ飛ばせる実にアニマルなR&Rレコードでもある(阪神高速で俺自身が実証済み。イカス!)。
サニーデイ・サービスの曽我部君が「僕らが日本で一番いい曲を書く」というようなことを言っていた。特に異論は無いが、その発言は彼がSFUの存在を忘れていた時のものだろう。
このアルバムには、音楽を愛して止まない極道者達の、“瞬間”と“連続”と“愛”が詰まっている。スイング・オーバー・ニッポン!!
P.S. このライブ(生きる)アルバムを“やり残したまま旅立たなくてはならなかったすべての者達”に捧ぐ。
──中川敬


■収録曲

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1. 雑種天国
初出はニューエスト・モデル(1990年)。
2. ブルー・マンデー・パレード
1999年2月リリースの最新アルバム「ウインズ・フェアグランド」から。
3. 風の市
同じく「ウインズ・フェアグランド」から。
4. 霧の滴(FOGGY DEW)
アイリッシュ・トラッドのスタンダード。初出は内海洋子のボーカルで1996年リリース「エレクトロ・アジール・バップ」。中川ボーカルでは初登場。
5. 戦火のかなた
アルバム「ウインズ・フェアグランド」から。レゲエ(ワン・ドロップ)のライブ・バージョン。
6. マウンテン・バイク・フロム・ヘヴン
初出はメスカリン・ドライブ(1991年)。オリジナル・バージョンは内海洋子がボーカル。今作では伊丹英子がボーカルを取っている。
7. 平和に生きる権利
初出は「エレクトロ・アジール・バップ」。
8. 闇夜の太陽
初出は「エレクトロ・アジール・バップ」。コリアン・ファンク!
9. 潮の路
初出はソウルシャリスト・エスケイプ(1997年)。ソウル・フラワー・ユニオンとしては初リリース。ブズーキーにドーナル・ラニー参加。
10. 満月の夕  
95年2月、神戸・長田で見た情景。ドーナル・ラニー参加。
11. こたつ内紛争
初出はニューエスト・モデル(1989年)。
12. 海行かば、山行かば、踊るかばね
「エレクトロ・アジール・バップ」より。ハイヤ節 Meets アイリッシュ。
13. エエジャナイカ
「エレクトロ・アジール・バップ」より。チンドンロックンロール。ソウル・フラワー初の非戦節。
14. もののけと遊ぶ庭
初出は「ワタツミ ヤマツミ」。ヴェルヴェット・アンダーグランド風エンヤトット。


■ソウル・フラワー・ユニオン 公式ホームページ

http://www.breast.co.jp/soulflower