マニュ・モーガン

「フレンチ・カフェ・ミュージック〜恋するパリで会いましょう〜」

Manu Maugain "French Cafe Music ~Paris, ville de l’Amour~"

マニュ・モーガン「フレンチ・カフェ・ミュージック〜恋するパリで会いましょう〜」
シャンソンとフレンチポップの名曲を、アコーディオンで奏でた珠玉の作品集!

情感溢れるアコーディオンの調べが、パリのカフェへと誘います。
ピアノ、ドラム、コントラバス、ヴァイオリン、ギターとのアンサンブルも素晴らしい、最高のフレンチ・アコーディオン作品にして、最高のイージー・リスニング作品!


■アルバム内容

「パリは愛の都。幸せが、美が、愛が、パリのあの辻この辻で響き合っています。」
──マニュ・モーガン

2018年4月リリースの「フレンチ・カフェ・ミュージック〜パリ! パリ! パリ!〜」に続く新作である本アルバムには、長く歌い継がれて来た愛をテーマにした、シャンソンとフレンチポップの名曲が収録されています。

選曲は日本サイドと、マニュとの話し合いで決めました。マニュには、パリで愛されて来た楽曲を、歌うように奏でたいとの思いがありました。しかもできる限りロマンチックに、そして密やかな愛を語るようにしみじみと。従って本作は、前作のようにアグレッシブにアコーディオンを演奏するよりも、丁寧に楽曲が持つメロディーを奏で、楽器同士の会話を楽しむ(まるで恋人たちの会話のように)ような仕上がりになっています。

マニュは本作について「生命の喜びと、生きることへの感謝を表現したかったんだ。それは、私に新しい恋人が出来たことが影響しています。そのことは今回のアルバム制作への情熱にもなりました。この1枚に、私の愛の全てを込めたつもりです。」と語っています。アレンジを担当したエリック・ブーヴェル(フランスアコーディオン界の牽引者の一人)もマニュの思いを見事に形にしました。フレンチ・ミュージックとしてはもちろん、イージーリスニングとしても親しんで頂ける本作は、例えば故・城達也氏がパーソナリティーを務めていた「ジェットストリーム」が、フランス特集をオンエアーする際には、ぴったりの1枚かと言えます。

12 曲目は歌入りの書き下ろし新曲です。親しみやすい曲調と歌詞から、新しいシャンソンのスタンダードとなり得る楽曲です。またボーナストラックには、日本のアコーディオンファンにも人気が高い楽曲、「アニー・ゼット」を、この曲の作者であり、アコーディオン奏者のフランソワ・ パリジと、マニュ・モーガンの共演にて収録しております。アコーディオンファンへの素敵なプレゼントです。

パリ発、愛の歌を、ロマンチックなアコーディオンの調べでお聴き頂ける作品です。


■収録曲

試聴 クリックでウインドウが開きます。

1. Sans toi ma mie サン・トワ・マミー
ボサノバタッチのアレンジが印象的なこの曲は、サルヴァトーレ・アダモの楽曲で、越路吹雪の歌唱でもヒットしました。
2. La java bleue 青色のジャヴァ
軽快なアコーディオンの演奏が気持ち良いこの曲は、1938年のフランス映画「ジャヴァ(Une Java)」の主題歌として発表されました。
3. La Javanaise ラ・ジャヴァネーズ
ジャージーなアレンジが印象的なこの曲は、セルジュ・ゲンズブールの作品で、ジュリエット・グレコに捧げられました。
4. Moulin Rouge ムーラン・ルージュの唄
ヴァイオリンとアコーディオンのアンサンブルが印象的なこの曲は、1953年公開のイギリス映画「ムーラン・ルージュ」(邦題は「赤い風車」)の主題歌として発表されました。
5. C’est si bon セ・シ・ボン
軽快なリズムでお届けするこの曲は、1947年発表の作品で、世界的な大ヒットを記録しました。
6. Parlez-moi d’amour 聞かせてよ愛の言葉を
オリジナルの曲調に合った、しみじみとしたアレンジで聴かせるこの曲は、リュシエンヌ・ボワイエの歌唱で知られ、1935年5月にパリから日本への、初めてのラジオ中継でもオンエアーされました。
7. La vie en rose バラ色の人生
エディット・ピアフの大ヒット曲で知られるこの曲を、アコーディオンが情感豊かに奏でます。
8. Que reste-t-il de nos amours? 残されし恋には
1942年に発表された、シャルル・トレネ作のこの曲を、アコーディオンとヴァイオリンのアンサンブルが情感豊かに奏でます。
9. Hymne à l’amour 愛の讃歌
アコーディオンにピアノの伴奏が伴う、大変情熱的な演奏が心に響くこの曲は、1950年録音のエディット・ピアフの名唱で知られている楽曲です。
10. Love dream in Paris ラブ・ドリーム・イン・パリ
マニュ・モーガンとエリック・ブーヴェル作による今作のためのオリジナル新曲です。パリで見た素敵な夢がテーマです。
11. Les feuilles mortes 枯葉
世界的大ヒット曲であるこの曲を、流れるようなジャズアレンジでお届けします。
12. Paris, ville de l’Amour (vocal) 恋するパリで会いましょう(ボーカル入り)
本アルバム唯一のボーカル曲です。歌はエリック・ブーヴェルの奥さんであるサンドラ・ブーヴェルです。マニュとエリックが作曲した、今作のための書き下ろし新曲です。
13. La bohème ラ・ボエーム
シャルル・アズナヴールの歌唱で知られるこの曲を、しみじみと情感豊かに、そして最後は情熱的なアコーディオンとヴァイオリンの演奏で締め括られます。
14. Mon amant de Saint-Jean サン=ジャンの私の恋人
リュシェンヌ・ドリールの歌唱で知られるこの曲の作曲は、アコーディオン奏者のエミール・カララです。マニュの歌う様なアコーディオンが印象的です。
15. Valse pour Yuka ユカへのワルツ
マニュ作による今作のための書き下ろし新作は、マニュを日本に紹介した功労者、遠藤由佳さんに捧げられています。
16. Mon manège à moi 私の回転木馬
1958年にエディット・ピアフがオランピア劇場で歌い、大ヒットとなったこの曲を、マニュが軽快なアコーディオンで奏で、まさにアルバム本編のフィナーレに相応しい仕上がりになっています。

Bonus Tracks

17. Annie-Zette アニー・ゼット
マニュと日本でも人気が高いアコーディオン奏者フランソワ・パリジとのデュオで始まり、最後にはエリック・ブーヴェールも加わるこの曲は、パリジのオリジナル作品であり、パリ・ミュゼットの名曲として知られています。
18. Paris, ville de l’Amour (inst) 恋するパリで会いましょう (インスト)
12曲目のインストヴァージョンです。


■マニュ・モーガン プロフィール

1971年、フランス・ポンタルリエに生まれる。10歳でアコーディオンを本格的に始め、13歳には奏者としてダンスホールで演奏を行う。父がアコーディオンクラブの代表であったため、若くしてダニエル・コラン、アンドレ・ベルシュレンヌなど著名な奏者と共演する機会を得る。
1991年にはフランス全土のアコーディオン連盟杯で優勝、共和国大統領賞とSACEMの最優秀賞を受賞。1992年にはアコーディオン世界大会のファイナリストとなる。またマルセル・アゾラに勧められ、21歳より執筆を始めたアコーディオン教則本はフランスにて20年以上に渡るベストセラーになる。
2017年には東急・自由が丘駅88周年記念イベント、目黒パーシモン小ホールでのコンサートのため待望の初来日を果す。2018年においては、5月にアルバム「フレンチ・カフェ・ミュージック〜パリ!パリ!パリ!〜」のプロモーションおよびコンサート、10月にはパリ・京都友情盟約締結60周年イベントのため2度来日した。

■参加ミュージシャン

  • マニュ・モーガン:アコーディオン
  • エリック・ブーヴェル:アコーディオン(12,17,18曲目)
  • フランソワ・パリジ:アコーディオン(17曲目)
  • ローラン・ドゥラヴォー:コントラバス
  • ヴァンサン・プレジオーゾ:ピアノ
  • エステラ・コリューダ=ウド:ヴァイオリン
  • パスカル・バジル:ドラム
  • ジョヴァンニ・アンゴッタ:ギター
  • サンドラ・ブーヴェル:ボーカル(12曲目)

■アレンジとディレクション

エリック・ブーヴェル