ブールヴァール・デ・ゼール
「旅立ちの朝」
Boulevard Des Airs“Bruxelles”
21世紀のエディット・ピアフことZAZがゲスト・ヴォーカルとして参加!(4曲目)
フランス本国ではサード・アルバムとなるこの日本デビューアルバムは2015年6月にリリースされると、瞬く間に20万枚を越える売り上げを記録し、ダブル・プラチナに輝きました。
ブールヴァール・デ・ゼール(以下BDA)のアルバムは全て、メンバーの出身地ピレネー山脈のオート・ピレネー県タルブでレコーディングされており、アルバムのプロデュース、エンジニアリングから作詞、作曲そして全ての演奏に至るまで、バンドのメンバーのみで行っています。
彼らが一貫して歌うのは旅への憧れであり、また現状に甘んじない決意であり、そしてそれは時にとても個人的な感情の発露であります。
「私が個人的な感情を語るのは、グループを作ることを決して望まないからです。グループを作ってしまうと、多様な個人の考えや思いが時に一緒くたになってしまうし、ただ一つの声しか語ることが許されない事態も起こるからです」(リード・ヴォーカルのシルヴァン・デュトュ)
メンバーの個人的な思いから発せられた言葉はしかし大きな共感を呼び、2015年から2017年に渡ってフランスのみならず、スペインやベルギー、そしてニューカレドニアに至るまで100箇所を超えるツアーを行い、フランスでNo.1のライブバンドとしての評価を得、人気は大ブレイクしました。
本アルバムも4曲目の旅への憧れ、9曲目の切ないラヴ・ソングなどメンバー個人の感情が吐露された楽曲で構成されていますが、そこにBDAが作り出す音楽性が加味される事により、大きな普遍性を獲得し、一度聴いたら忘れられない大変魅力的な楽曲に仕上がっています。
試聴 クリックでウインドウが開きます。
ボーナストラック
オート・ピレネー県の県庁所在地タルブのマリー・キュリー高校の同級生のバンドからスタートした。メンバーはフローランとジャン=ノエルのダスク兄弟と、シルヴァン・デュテュとローラン・グルニエの4人で2004年にグループを結成した。
エネルギッシュなステージは結成当初から評判を呼び、2010年にはオランピア劇場でのコンサートを成功させる。2011年にリリースされたファースト・アルバムは、リリース後すぐにゴールド・ディスクを獲得し、フランスのグラミー賞「ヴィクトワール・ド・ラ・ミュジック」の「ベスト・ライブ・アクト」賞を受賞する。
その後2013年リリースのセカンドアルバムを経て、サードアルバムリリース時のメンバーは、シルヴァン・デュトュ(ヴォーカル)、フローラン・ダスク(ヴォーカル・ギター)、ジャン=ノエル・ダスク(ギター)、ローラン・グルニエ(ベース)、マニュ・オルセ(トランペット)、ジャン=バプテスト・ラベ(トロンボーン)、ポゼロ・デル・カスティロ・イヴァン“グエヴォ”(ドラム・パーカッション)、ジェレミー・プラント(ピアノ)、メリッサ・ドーヤ(ヴォーカル・サキソフォン)の9名である。
日本デビューアルバムでもある最新作は、ダブル・プラチナに輝く大ヒット作になり、アルバムリリース後2年間で100ケ所を超えるツアーを行った。
バンドとしての表現と創作の自由を守る為、作詞、作曲、アレンジ、プロデュースなど全てをバンドのメンバー自身で行っている。2018年6月には初来日公演を行う。