マウロ・スクイッランテ&サンテ・トゥルジ

「AUTUNNO(アウトゥンノ)〜イタリアの秋〜」

「イタリアの四季」四部作の第1弾、「AUTUNNO(秋)」がリリース!
美しきイタリアの秋を詩情豊かに伝える作品です。

ナポリ・マンドリン・オーケストラのリーダーにして、イタリアを代表するマンドリン奏者マウロ・スクイッランテと、1990年の東京国際ギターコンクールで優勝したギター奏者サンテ・トゥルジによる素晴らしきデュオのアンサンブルをお聴き下さい。


■アルバムの内容

マンドリンとギターが伝える詩情豊かなイタリア秋の風景!
四季折々のイタリアの風景を音で伝える素晴らしいシリーズです。
春夏秋冬それぞれの季節にまつわる曲をアルバム毎に紹介して行きます。
演奏と曲のセレクトはナポリ・マンドリン・オーケストラの代表として、イタリアは元より世界中でマンドリンの普及に努めているマウロ・スクイッランテと、第33回東京国際ギターコンクールで優勝し、世界中で活躍しているギタリストのサンテ・トゥルジです。
「四季シリーズ」の第1弾となる本作では、さまざまな秋の風景をお届けします。この時期イタリアで一番の風物詩と言えば、ワイン用のブドウの収穫(6曲目)。そしてワインのお供に欠かせないのがオリーヴの収穫(3曲目)。天気に関して言えば、雨はイタリアの秋を象徴するもの(5曲目)。さらにイタリアの秋と言えばマストなのが、「ヴィヴァルディの四季」より「秋」。また家族が南イタリアの出身であるピアソラの名曲も収録しました。
詩情豊かな秋の風景をお楽しみ下さい。尚ジャケットはピエモンテの秋の風景です。

■マウロ・スクイッランテのコメント
「AUTUNNO〜イタリアの秋〜」は色彩においても、味わいにおいても、示唆においても、他の季節に引けをとらないこの季節の美しさを讃えた作品です。


■収録曲

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01. Tramonto di autunno(晩秋)
作曲:ジュゼッペ・マネンテ
秋のセンチメンタルな気分がそのまま旋律に表現されたこの曲は、古くから日本のマンドリン愛好家に人気のある曲です。この曲の作曲者は多くの楽曲をマンドリンのために作りました。
02. Autumn leaves,variazioni all ʼitaliana(枯葉をモチーフにしたイタリア風変奏曲)
作曲:ジョゼフ・コズマ 編曲:マウロ・スクイッランテ&サンテ・トゥルジ
シャンソンの名曲「枯葉」のメロディーをモチーフに、イタリア風変奏曲にアレンジされています。
03. La raccolta delle olive(オリーヴの収穫)
作曲:トラディショナル
イタリアではオリーヴの収穫は一家を挙げての一大イベントです。曲の途中からパーカッションが入り、イタリアの舞踊であるタランテラのリズムが加わります。
04. Saltarello(サルタレッロ※イタリアの民族舞踊の名前)
作曲:ラファエレ・カラーチェ
ナポリ生まれのマンドリン音楽の大家、ラファエレ・カラチェのこの陽気な作品を通じて、マンドリン音楽の伝統に敬意を表した作品です。
05. Camminando sotto la pioggia(雨の舗道)
作曲:エルミリオ・マカリオ
イタリアでは雨は秋を象徴することから、今回の収録となりました。
06. La canzone della vendemmia(ブドウ収穫の歌)
作曲:ガエターノ・エマヌエル・カリ
ブドウの収穫に乾杯!イタリアワインに乾杯!
07. Il canto delle foglie(木の葉の歌)
作曲:ルイージ・モルレオ
秋は風の強い季節であり、その風の音の中には木の葉が舞い落ちる音も含まれています。そしてその音こそ秋の音楽 でもあるのです。
08. Autunno - terzo movimento(Allegro)
(ヴィヴァルディの四季より、協奏曲第3番ヘ長調「秋」)
作曲:アントニオ・ヴィヴァルディ
秋をテーマにした作品には、この曲を忘れる訳には行きません。
09. Rossiniana(ロッシニアーナ)
作曲:カルロ・ムニエル
偉大なるマンドリンの名手、カルロ・ムニエルがジョアキーノ・ロッシーニに敬意を表して作った作品です。
10. Otoño Porteño(ブエノスアイレスの秋)
作曲:アストル・ピアソラ
「ピアソラはイタリア人ではない。だがピアソラの家族は彼が生まれる前に南イタリアから、アルゼンチンに 移住した。だから私たちは彼を仲間だと考えてこの曲を収録しました。」(マウロ・スクイッランテ)
11. Al cader delle foglie(木の葉が散る)
作曲:ヴィルジリオ・ポッジ
この曲も古くから日本のマンドリン愛好家には人気のある曲です。とてもロマンチックな作品です。
12. Autunno(秋)
作曲:エルネスト・デ・クルティス
ナポリ歌曲であるこの曲は、恋に敗れた者の気持ちを秋の気候に例えています。


■プロフィール

マウロ・スクイッランテ(マンドリン):
ナポリ生まれ。20歳の時にマンドリンを始め、以降マンドリンの普及に努める。閉鎖されていたナポリ・マンドリン・アカデミーを復活させ、そこで育った優秀な精鋭たちで編成されたナポリ・マンドリン・オーケストラは世界中でコンサートを行っている。現在も自身のコンサートとマンドリンの普及を精力的に続けている。

サンテ・トゥルジ(ギター):
イタリアのプッリャ州の州都バーリの生まれ。セゴビア、東京、ドイツ、ポーランド、スペイン、ペルー、アルゼンチン、ルーマニア、チリ、イギリス、ロシア、メキシコなど世界中でコンサート活動を行っているイタリアを代表するギタリスト。第33回東京国際ギターコンクール優勝者として日本でも人気がある。