エリーダ・アルメイダ
「歌わずにはいられない」
Elida Almeida “Ora Doci Ora Margos”
心に響く歌とメロディー、ポップなサウンド、全世界でブレイク大の期待の新人!
セザリア・エヴォラ、ナンシー・ヴィエイラ、マイラ・アンドラーデに続く期待の新人がデビューしました。アフリカはセネガルの沖合500kmにある島国、カーボヴェルデ共和国。歌と踊りの国として知られています。
エリーダ・アルメイダはカーボヴェルデのサンティアゴ島の中央にある、小さな村の非常に貧しい一家に生まれました。両親が共稼ぎだった為、彼女は大好きな祖父母の家で多くの時間を過ごしました。しかし父親が若くして他界したために彼女は心に大きな痛手を負い、さらに母親が仕事を見つけるためにマイオ島に引っ越さざるを得なくなり、祖父母とも別れねばなりませんでした。
マイオ島では通りで行商をしていた母親を助けるために、幼い弟たちの面倒を見ながら学校に通いますが、やがて最初のボーイフレンドと出会い、妊娠してしまいます。(アルバム10曲目の「ジョアンナ」はその時の事を歌っています。)人生はエリーダにとって非常に苛酷なものとなりました。
その様な厳しい境遇の中、ともすれば挫けそうになる自分を励ます為に書いた曲が、アルバム2曲目の「17歳のバラード」です。この曲は彼女が初めて作った曲でもあり、彼女の人生を物語っています。“幸せな時もあれば、辛い時もある 良い時もあれば、悪い時もある 笑顔から涙まで それが私の人生”と歌われています。本デビューアルバムはつましい暮らしの中で起きた、様々な体験を元に書き下ろされたオリジナル曲で構成されています。その歌声からは、歌わずにいられない、まさに心の叫び、エリーダのブルースが聴こえて来ます。
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日本盤のみのボーナス・トラック
カーボヴェルデ共和国の、サンティアゴ島内、サンタ・クルーズ自治区、ペドラ・バデージョの町で1993年生まれたエリーダは、祖父母の家で育ちました。しかし最愛の父親が若くして他界し、エリーダは途方に暮れます。彼女は父を亡くした喪失感に加えて、すべての思い出を捨てて母親と共に馴染みのないマイオ島へと引越します。マイオ島の学校を卒業した彼女は、通りで行商をしていた母親の手伝いをする傍ら教会で歌うことを覚え、地元のラジオ番組に出演するまでに至ります。その後、若くして一人の母親となったエリーダは、サンタ・クルーズに戻り、自分の子供の世話をしながら、高校から大学に進学します。その間、音楽は彼女の大きな慰めであり、高校在学中からオリジナル曲を書き始めます。そのオリジナル曲はデビュー・アルバムのリリース元であるレーベル、ルース・アフリカのプロデューサーの耳に届き、さらにアレンジャーのヘルナニ・アルメイダとの出会いを通してデビューに繋がりました。デビュー・アルバムは2014年12月にまずカーボヴェルデでリリースされ、2015年1月にポルトガルでリリースされ大ヒットしました。そして、2015年5月にフランスを始めヨーロッパでもリリースになりました。哀愁を帯びた情感豊かな歌声が、大きな感動を呼んでいる期待の新人です。