エリーダ・アルメイダ

「歌わずにはいられない」

Elida Almeida “Ora Doci Ora Margos”

「歌わずにはいられない」
ヨーロッパで話題沸騰! 各地のフェスで響かせた感動の歌声!
アフリカ、カーボヴェルデから注目のアーティストがデビュー!

「歌わずにはいられない」

「あなたに夢中」PV

「17歳のバラードない」

「17歳のバラード」PV

■本作について

心に響く歌とメロディー、ポップなサウンド、全世界でブレイク大の期待の新人!

セザリア・エヴォラ、ナンシー・ヴィエイラ、マイラ・アンドラーデに続く期待の新人がデビューしました。アフリカはセネガルの沖合500kmにある島国、カーボヴェルデ共和国。歌と踊りの国として知られています。

エリーダ・アルメイダはカーボヴェルデのサンティアゴ島の中央にある、小さな村の非常に貧しい一家に生まれました。両親が共稼ぎだった為、彼女は大好きな祖父母の家で多くの時間を過ごしました。しかし父親が若くして他界したために彼女は心に大きな痛手を負い、さらに母親が仕事を見つけるためにマイオ島に引っ越さざるを得なくなり、祖父母とも別れねばなりませんでした。

マイオ島では通りで行商をしていた母親を助けるために、幼い弟たちの面倒を見ながら学校に通いますが、やがて最初のボーイフレンドと出会い、妊娠してしまいます。(アルバム10曲目の「ジョアンナ」はその時の事を歌っています。)人生はエリーダにとって非常に苛酷なものとなりました。

その様な厳しい境遇の中、ともすれば挫けそうになる自分を励ます為に書いた曲が、アルバム2曲目の「17歳のバラード」です。この曲は彼女が初めて作った曲でもあり、彼女の人生を物語っています。“幸せな時もあれば、辛い時もある 良い時もあれば、悪い時もある 笑顔から涙まで それが私の人生”と歌われています。本デビューアルバムはつましい暮らしの中で起きた、様々な体験を元に書き下ろされたオリジナル曲で構成されています。その歌声からは、歌わずにいられない、まさに心の叫び、エリーダのブルースが聴こえて来ます。


■収録曲

試聴 クリックでウインドウが開きます。

1. あなたに夢中
エリーダの描く理想の結婚について歌っています。
2. 17歳のバラード
17歳の時に初めて作った曲。エリーダの人生を語っています。
3. 私はカーボヴェルデを見たい
突然死を引き起こす病から解放され、雨ももっと降ってくれて、そんなカーボヴェルデを夢見ている事、そしてカーボ ヴェルデに対するサウタージ(懐かしさ)を歌い込んでいます。
4. わが心のサンティアゴ
今のエリーダがあるのは生まれた町のお陰であって、その町への全ての思いを歌っています。
5. あなたと私
エリーダが見たカップルの話です。そのカップルは将来性のない関係であることを分かっていても別れず、時には何も 起きていないだろうと見て見ぬふり。その様な二人の事を歌っています。
6. 聖なる海よ
“ああ聖なる海よ 私は泣きわめいた、世界に向かって 私は無言で願ったが彼は帰って来なかった 聖なる海、 私はそれを私の中に抱えて行く”と歌われています。
7. 誰よりも彼女に逢いたい
エリーダの弟の初恋について歌っています。とても面白みのあるストーリーです。
8. 色白のフランシスコ
カーボヴェルデでは妻を残して移住する男性が多くいます。この歌は残された妻たちに言い寄る男性と、それを断る 妻たちの事が歌われています。
9. 私からの小さな贈り物
シャイな男性が自分の気持をうまく彼女に伝えられず、いつも彼女からどう思っているのかと追求されてしまう、 そんなカップルの事を歌っています。
10. ジョアンナ
母親が、私が妊娠していることを知らされた時の会話を描いた歌です。
11. 君に話せたら
恋に落ちている少年が、大好きな女性に気持ちを伝えようとしますが、うまく伝えられない様を歌っています。
12. 思いとどまって
母親との会話から生まれた曲です。母からの言葉“わが子よ、私の過去の過ちを見習って 私を悲しませないでおくれ” と歌われています。
13. 私のギター
エリーダが愛用しているアコースティック・ギターへのオマージュ。残りの人生を共に過ごしていきたい大切な 「人」=ギター。

日本盤のみのボーナス・トラック

14. 私たちの素晴らしい宝物
セザリア・エヴォラなど、大切で偉大な先輩方に対しての感謝の気持ちを歌っています。


エリーダ・アルメイダ プロフィール

カーボヴェルデ共和国の、サンティアゴ島内、サンタ・クルーズ自治区、ペドラ・バデージョの町で1993年生まれたエリーダは、祖父母の家で育ちました。しかし最愛の父親が若くして他界し、エリーダは途方に暮れます。彼女は父を亡くした喪失感に加えて、すべての思い出を捨てて母親と共に馴染みのないマイオ島へと引越します。マイオ島の学校を卒業した彼女は、通りで行商をしていた母親の手伝いをする傍ら教会で歌うことを覚え、地元のラジオ番組に出演するまでに至ります。その後、若くして一人の母親となったエリーダは、サンタ・クルーズに戻り、自分の子供の世話をしながら、高校から大学に進学します。その間、音楽は彼女の大きな慰めであり、高校在学中からオリジナル曲を書き始めます。そのオリジナル曲はデビュー・アルバムのリリース元であるレーベル、ルース・アフリカのプロデューサーの耳に届き、さらにアレンジャーのヘルナニ・アルメイダとの出会いを通してデビューに繋がりました。デビュー・アルバムは2014年12月にまずカーボヴェルデでリリースされ、2015年1月にポルトガルでリリースされ大ヒットしました。そして、2015年5月にフランスを始めヨーロッパでもリリースになりました。哀愁を帯びた情感豊かな歌声が、大きな感動を呼んでいる期待の新人です。